2019/06/16

淡々と次々に「目標を達成」する方法

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
淡々と目標達成する

今日は、僕が10年以上前に師匠から教わり、ずっと続けている目標達成法についてお話しますね。

僕は子供のころからかなりの「三日坊主」でした。

小学生の頃、母親に習い事を色々とさせられていました。

・そろばん
・習字
・スイミング
・オルガン
・絵画
・少年サッカー
・少年野球

中学、高校も部活を3年間続けられたことがないし、英会話も学習塾も長く続かなかったです。

ですので僕自身のセルフイメージも、ネガティブな意味での「三日坊主」でした。

実際、今でもその三日坊主さは変わらないと思います。

でも今では、それは目の前のことに対する三日坊主であって、長期的な視点で考えると

「目標達成のプロセス上の取捨選択のための三日坊主である」

と思えるようになりました。

その違いは、「自分の目標が明確になったかどうか?」と、「そのプロセスでのあり方の違い」なのです。

さて、本題に入りましょう。

10年前に師匠から教わった目標達成法

それを聞いた時は、最初はちょっと信じられなかったのですが、とにかく師匠の言ったことは鵜呑みにしてやる「守破離の守」でやろうと決めてやってみました。

結果はすぐに実感できたので、それからもう10年以上になりますがやり続けています。

最近では周りの人に「勝亦さんって言ったことがどんどん実現しますよね」と言ってもらえる状態になってますね。

僕のセルフイメージだけではなく、他者からの評価もそういうようになってます。

しかも、三日坊主のイメージがまったくないようで、「1つのことを諦めず継続して続けられる人」という評価もあるようです。

僕の中では学生時代とは何も変わってないんですけどねw

まず、その方法を簡単に説明します。

目標達成への2つのステップ

ステップはこの2つだけ。

1)どんな目標を達成したいか?そしてそれはいつ達成され、それはどんな状態なのか?をイメージし言語化し明確にする
2)あとは途中どんなことがあっても気にせず淡々と目標に向かって行動する

以上!

なんと拍子抜けなんでしょうw

でも、ちょっとまってください。

1)の目標達成のイメージは誰でもできるのです。
1)は「本当の目標」でなくて「仮の目標」でもなんでもいいのです。
まず決めてみること。

いずれ「本当に達成したい目標」が見つかると思うので、それまでは気軽に仮決めすればいい。

そこよりも大事なのは2)なのです。

でも、難しいのが2)なんですね。

だから、本当の1)が見つかる前に、2)ができいている自分になっていられるようにたくさん経験・練習しておく必要があります。

淡々とコツコツ行動する

「淡々と行動する」の仕方

目標に向かう途中に思ったように行かなかったり、問題・障害が起きると思いますが、その時に「ちくしょう!」とか「なぜなんだ!?ムキー!」と感情が揺さぶられると思います。

この2)は「どんなことがあっても気にせず淡々」が最大ポイントです。

どんなことがあっても「ちくしょう!」とか「なぜなんだ!?ムキー!」とは思わないこと、という話です。

例えばですが、あなたはスマホでLINEをチェックしようと思ったら、どうするでしょうか?

スマホのロックを解除して、LINEアプリを開いてチェックしますよね。

その時に、頭の中でいくら「スマホロック解除するぞ!」「LINE見るぞ!」と強く念じても体はうごかないですよね。

確かに「思いは実現します」が、そんな思考エネルギーだけ放射してもどうにかなるわけではありません。

そんな思考エネルギーを使うことなく、ほぼ何も考えることなく、ただスマホのロックを解除して、ただLINEアプリを開いて、ただチェックするだけですよね。

そこに存在するのは【LINEをチェックする意図】と【行動する意思】だけです。

目標達成も同じ。

ただ、存在させるのは【達成するという意図】と【行動する意思】だけです。

もしかしたらLINEチェックする間際に、お客さんから電話が入り急遽の用事で、LINEが見れないかもしれない。
もしかしたらスマホのバッテリーが切れて、電源が入らないかもしれない。

でも、ただそれだけ。

その後にまたLINEチェックすればいい。

そこに一喜一憂、悔しさ、感情を動かす必要はない。

ただ、その「意図」だけを持って、目標達成のために行動するだけです。

最大の壁

しかし、ここに一番大きな乗り越えられない壁があるのです。

それは、人間は絶対に「感情の揺れ」があるということ。

何かの出来事が起きた瞬間に感じる「一次感情」は決して制御することはできないのです。

LINEチェックしようと思ったのにバッテリー切れていたら「イラッ」としますでしょ?

この瞬間の「イラッ」を始めとする、瞬間的な「喜怒哀楽の感情」(一次感情)は制御できない。

「あなたの感情」は「あなた」ではないので、制御はできないのです。

成否を分ける最大の分かれ道

ここが最大の分かれ目

でも、その後に継続する「二次感情」は制御することができるのです。

これを制御できるかどうか?で、あなたの思い描く未来をスムーズに作れるかどうかが変わってくる。

イラッとさせようとする外的要因→一次感情「イラッ」→二次感情「イライライライラ・・・」

ではなく

イラッとさせようとする外的要因→一次感情「イラッ」→二次感情「ふ〜ん(淡々と)・・・」

このように修正することができるかどうか?

それがあなたが乗り越えるべき最大の壁なんですね。

意図と意思の間に感情を入れるな

つまり
【達成する意図】→【行動する意思】→目標達成

の矢印の間に【プロセス上に起きる出来事への感情】を入れ続けると、目標達成へのスピードが遅くなる、もしくは止まる。という話です。

潜在意識的な話をすると、感情エネルギーの大きさが、自分の求めているものを表明することになるので、その感情をさらに増幅するようなことがおきます。

「なんでうまくいかないんだ!」→「うまくいかない!」という感情を増幅させるためにもっとうまくいかないことがおきる
「絶対に成功したい!」→「成功したい!」という感情を増幅させるために「成功していない状況」を維持する

「あいつはうまくいって羨ましい。自分もそうなりたい」→「自分もそうなりたい」という感情を増幅させるために「もっとあいつがうまくいく」ことが起きる

目標達成プロセスで最も危険な場所は、あなたの感情が住む場所なのです。

実はその「感情」が目標達成プロセスにおけるあなたが戦うべきラスボスであり、最大の試練です。

自分が決めた目標が、今の自分とは遠いところにあればあるほど、このプロセスで、おびただしい「感情を動かそうとする」敵が出現します。

「ほら、うまくいかないでしょ〜、どう?悔しいでしょ〜、腹立つでしょ〜」

そういう感情を引き出そうとする、思いもよらないことがたくさん起きるでしょう。

その度に、感情的になっていれば

【ずっと、その場所に固定させられる】

ことが続きます。

でも、その度に、二次感情を「淡々と・・・」を繰り返していけば、そういう敵も消えていき、そこで消費されなかったエネルギーが、あなたが決めた目標に合わせて、環境を調節してくれるエネルギーに転換されていき、目標達成スピードが早くなります。

最初は淡々とできないことが多く打ちのめされても、そのたびに復活して、淡々とを繰り返していくといつのまにか自然に淡々とできる。

そうすると、あなたの目標のレベルによってそのスピードは違いますが、「そろそろランチに行こうかな」という気楽な気分で、自分の目標が手に入るでしょう。

スピリチュアル本だけではない

こういう話は、数多くのスピリチュアル本で紹介されています。

・リアリティトランサーフィン
・思考は現実化する
・決めた未来しか実現しない

スピリチュアル本で紹介されているのは自然ですよね。

しかし、2001年出版にも関わらず、経営者の推薦本や、Amazon経営本ランキングで、未だにトップに君臨する、この書籍の中にも、実は似たようなことが書かれています。

↓まだ1位でした!
https://www.amazon.co.jp/gp/bestsellers/books/515838

ビジョナリー・カンパニー2 – 飛躍の法則
ジム・コリンズ 著
日経BP

その一節を抜粋します。

==抜粋:ここから==============
ベトナム戦争の最盛期に「ハノイ・ヒルトン」と呼ばれた捕虜収容所で、
最高位のアメリカ軍人だった人物、ジム・ストックデール将軍。

1965年から73年まで8年間も捕虜として生活をし、
20回以上にわたって拷問を受け、捕虜が持つ権利を認められず、
釈放されるかどうかも分からないまま、
家族に再び会えるかどうかも分からない状態で生き抜いた人です。

彼はのちに、生き残った秘訣をこのように語っています。

「わたしは自分に訪れる結末について、確信を持っていた。
ここから出られるだけでなく、最後にはきっと勝利を収めて、
この経験を人生の決定的な出来事にし、あれほど貴重な体験は
なかったと語れるようにすると」

逆に「その状況に耐えられなかったのは、どういう人でしたか」
という問いに対する彼の答えは、

「それは簡単に答えられる。楽観主義者だ」

彼はさらに、

「そう、クリスマスまでには出られると孝える人たちだ。
クリスマスが近づき、そして終わる。

そうすると、復活祭までには出られると考える。
そして復活祭が近づき、終わる。

次は感謝祭、そして次はまたクリスマス。
そして、失望だらけの中、死んでいく」

と続けました。

「これはきわめて重要な教訓だ。
最後には必ず勝つという確信、これを失ったら終わりだ。
しかし、この確信と、それがどんなものであるとしても、
自分がおかれている現実の中で一番厳しい事実を直視する規律とを
同じように思ってはいけない」

==抜粋:ここまで==============

著者のジム・コリンズは、このようにまとめています。

「最後にはかならず勝つという確信、これを失ってはいけない。
だがこの確信と、それがどんなものであれ、
自分がおかれている現実のなかでもっとも厳しい事実を
直視する規律とを混同してはいけない」

目標を達成する意図
そして、その途中でどんな厳しい現実が起きようと、感情に支配されず
ただ、行動する意思を持つこと。

この目標達成法は10年前、僕が半信半疑で始めて、今は確信に変わっています。

ぜひあなたも半信半疑で鵜呑みにしてやってみてください。
そう、何が起きようとも淡々と。

関連記事