あなたが現在どんなに稼いでいる状態だったとしても
もし今、あなたが死んだとしたら、1年後の家族の暮らしはどうなっているでしょうか?
1年後、すべての収入が途絶え、もしくは縮小して家族が困る状況でしょうか?
それとも、1年後くらいならばまだ大きな影響はないでしょうか?
それとも、今と何も変わらない収入状況が続いているでしょうか?
One year later
大事な問いとして
もしいま、自分が死んだら
・お客さんは1年後にどうなっているだろうか?
・一緒に働いている仲間は1年後にどうなっているだろうか?
・家族は1年後にどうなっているだろうか?
と考えた時、「心情的な部分は除外したとして」
実質的な、ビジネス上の影響・仕事・収益はどうなっているだろうか?
それらすべてにおいて「自分の存在が存続のキーとなっている」とするならば、最大のリスク・ボトルネックは「あなた自身」ということですね。
その問いに対して、「別にどうでもいい」と考えるならば別にどうでもいいのですが、「1年後でも困らないようにしておきたい」と考えるならば、困らない仕組みづくりが大事だと思います。
死んでも困らない仕組みづくりのステップ
あなたが死んでも1年後に周りが困らない仕組みづくりのステップは
- 自分がやっている仕事を洗い出す
- 自分がやっている仕事を順番に手放す
- 自分がやらなくてもビジネスが回るようにする
- 自分がやらなくてもビジネスが発展するようにする
- 自分が死んでもビジネスが発展するようにする
この5ステップで考えてみてください。
そして早急に着手すべきなのは、3をゴールとして1と2を進めることです。
2は一番時間がかかりますので、早く進めるほうがいいでしょう。
自由になりながら影響力を最大化する
上記の
3.自分がやらなくてもビジネスが回るようにする
を目指して、徐々に手放した時に、それでもあなたがやることはエグゼタイム(=経営者の最も得意で利益を生む仕事をする時間)に集中することです。
そして、それは「たった1つ」かもしれません。
たった1つの絞り込みはどのくらいかと言うと、80:20の法則的に考えると、結果を出す20%のさらに20%、つまり4%程度の感覚でも良いと思います。
余分なエネルギーを浪費しすぎ
社長は余分なことをやり過ぎです。
そして、そもそも土俵が間違っている、スタートが間違っているから80%の労力を使っても20%しか成果が得られないという状態を延々に繰り返しているのかもしれません。
成果を出す20%の20%=4%は
- 戦う土俵を間違えない
- 正しいスタート地点に立つ
などの、「そもそもの判断」が大事です。
大事な4%に値する「そもそもの判断」が正しい上で、さらにあなたのエグゼタイムだけに集中することができれば、
3.自分がやらなくてもビジネスが回るようにする
を超えて
4.自分がやらなくてもビジネスが発展するようにする
以降をも実現できるようになります。
がむしゃらに一生懸命に働くことは、経営の経験値・DBを貯める上で良い選択だと思います。
しかし、「あなたが死んだあとの1年後の世界をどう作るか?」ということならば、ただがむしゃらに働くことは一度やめてみて、「あなたが死んでも1年後に周りが困らない仕組みづくり」のために、成果を出す4%が何か?を考えてみてください。
たまに「うちの社長は全然働いてない!」と愚痴をこぼす社員の話をネタとして聞いたりしますが、それでビジネスが成り立っているのだとしたら、今回の考え方の面では、とても有能な社長だと思いますねw