「企業は人なり」
「人こそ最大の資産」
社員がそこそこいる規模の社長は、そう言うと思います。
もちろん、会社が人で成り立っている以上、人が大切であることは間違いありません。
でも、大半の中小企業にとっては逆に
人こそが最大の問題の発生源
でもあります。
「人の問題」に対して、どうアプローチするか?
・社内のコミュニケーションが悪い
・人がすぐに辞めてしまう
・いい人材が集まらない
・理念が浸透しない
・やる気がない
などの絶えない「人の問題」に対して、社長がやっているのは
・外部講師を読んで社員教育をして成長させようとする
・優秀な人を採用とする(けどできなくて四苦八苦)
・理念を唱和させて、理念を浸透させようとする
・色々な手段でモチベーションアップをしようとする
という外部からその人を変えようとする方法です。
ところが、人の問題を人を変えることで解決しようとしても無駄です。
「人依存」でのアプローチには限界があり
「人依存」で考える限り、同じ問題が繰り返されます。
問題の原因は仕組み
アプローチすべき解決策は、「人が育つ仕組み作り」です。
人こそ最大の資産か?
正しいでしょう。
ただし、それは
「人を活かす仕組み」が会社にある場合に限ります。
・人を育てるのではなく、人が育つ仕組み
・自社に合う人材が集まってくる仕組み
・社員が自主的に働きたくなる仕組み
・理念を唱和させるのではなく、理念が自然と共有される仕組み
このような仕組みがあることで、結果的に人の問題が解決されていきます。
この発想は「人が大事」と言いながら「人依存」になっている会社とは正反対の動きですが、結果的に「人を大事にしている」状態になります。
「人こそ最大の資産」になる前提条件
人こそ最大の資産
では言葉足らずで
「人を育てる仕組み」が他社には真似できないあなたの会社の独占的資産になり
人を育てる仕組みがあった上での人こそ最大の資産になる
ということです。
人に投資すべきことはとっても大事です。
しかし、その人への投資結果を最大にするために、その前に「人を活かす仕組み作り」に投資することが最優先でしょう。