「働かないほうが儲かる」
と書くととてもキャッチーに見えますが、これは煽り文句などではなく、考え方によっては真実だなと思います。
起業した後に、事業が伸びずに苦しんでいる多くの方は、致命的な間違った思い込みをしているのではないかと思っています。
起業する人は全員、自分の才能、スキル、興味に合わせて、会社を立ち上げるわけです。
それはもちろんいいのですが、何を思い込みしているのかというと、、、
自分自身が専門職人として、ただひたすら仕事に追われ自分の生活のためにあらゆる時間とエネルギーを仕事に注いでいます。
つまり
ビジネスのために自分が一生懸命に働く必要がある
という思い込みです。
一方で、時間の余裕がありながらも、どんどん売上を上げ続けている経営者は、自分に依存せず、自分がいなくても収益を生み出すように会社を設計し、自分がやらなくても多くの人に貢献するビジネスを作ろうとしています。
つまり
自分のために働いてくれるビジネスを作るべきだ
と思い込んでいます。
あなたはどちらの視点でしょうか?
どちらの思い込みにも良い悪いはもちろんないのですが、自分がどちらの働き方がいいのか?その欲求によって、自分にとっての正しい在り方、正しくない在り方の違いが、出るのではないでしょうか。
この視点の違いは、
- ビジネスを中から見ているのか?
- それとも外から見ているのか?
の違いで、言い方を変えると
- 自分の専門職人的技術を商品だと思っているのか?
- それともビジネス自体を商品だと思っているのか?
の違いだと思います。
ビジネス自体を商品にするという視点は、自分がいなくても成長するようになる会社を、目指すということにつながるわけです。
まずはあなたの一番の価値を見極める
もし、そうありたいと考えるならば、まずは、あなたの自身の価値、つまり、あなたの最も得意でお金になる仕事をする時間(=エグゼタイム)を見極めることから始まります。
どこにレバレッジをかければ成長するのか?
を見極めるということでもあります。
そしてそれ以外を手放し、スタッフや外注で再現性があり、成長できるように設計するステップが必要になります。
あなたは自分のエグゼタイムが何か理解していますでしょうか?
エグゼタイムを、より詳細に説明すると
- あなたが情熱を持って取り組めて 、かつ
- お金が十分に稼げて 、かつ
- 選択した業界/範囲で一番になれる可能性のあるビジネスのための中心となる仕事
- それに集中するための時間
です。
自分に依存せず拡張可能なビジネスを、目指したいと思われているのでしたら、まずは自分のエグゼタイムは何か?
を言語化してみることをオススメします。