計画したことがなかなか進まなかったり、進めているんだけど、うまく行かなかったりすることってないでしょうか?
そんな時は、PDCAサイクルを回して微調整を積み重ねることも大事ですが、実はそもそも「その方法だとうまくいきづらい」ということかもしれません。
書籍 「人生を変える80:20の法則(リチャード・コッチ著/仁平和夫 訳)」株式会社阪急コミュニケーションズに書かれている「時間の利用法ワーストテン」の中に
・当初考えていたよりすでに時間が2倍かかっていることを続ける
という項目があります。
もし、今やっていることが思っている以上に時間がかかり、成果が出ないのだとしたら、そもそもやり方自体があなたにとって成果が出づらいのかもしれません。
そうならば、やり方自体を変えてみるというのもオススメです。
3階層のPDCA
ビジネスの進め方には、
「ビジネスの軸と方向性を決める大きなPDCA」があり、
「そこへの向かい方・やり方を決める中くらいのPDCA」があり、
「その向かい方・やり方を効率化する小さなPDCA」があります。
大きなPDCAの軸が決まったのだとしたら、そこに向かうやり方は最初はこだわらずに、比較的労力が少なく成果が大きくなる方法を、中くらいのPDCAサイクルで見つけていくと良いでしょう。
人は習性として、一度始めて長く続ければ続けるほど、変化を避けて現状維持をしようとします。
それはいずれは固執・執着へと変わってくるかもしれません。
特に完璧主義の人ならば、足りない隙間を埋めるために視野狭窄になってしまう危険性もあります。
仕事ばかりではなく、居場所や人間関係、行動の仕方、考え方、そして仕組みに関しても同様です。
あなたが最小の労力で成果を上げられる方法は?
上記書籍「人生を変える80:20の法則」の中の「時間の利用法ベストテン」には
・80%の成果を生み出す20%のことをやる
・最小限の時間で最大限の成果を上げる方法を考える
と書かれています。
あなたが目指す方向、登る山が見えているならば、そこに向かうのは険しい道ばかりでなく、あなたにとってなだらかで優しい道もあると思います。
もちろん、苦労して難関を乗り越えてきたあなたは大きく成長し、説得力も増すと思うのですが、あなたが最も得意で簡単にできてしまう道でお客さんに最大の貢献ができる方法はないか?という観点からも探してみるといいと思います。
自分にとって成果が出やすい得意な方法はないか?
ぜひ探してみてください。