2020/07/16

「差別化」は真似できるが、「らしさ」は真似できない

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「差別化」は真似できるが、「らしさ」は真似できない

経営者は売上を上げたい、ビジネスを成長させたいと、日々考え、新たな試みを繰り返していると思います。

その時に周りを見て

  • サービスの付加価値
  • サポートの強化
  • 広告の仕方
  • SNSの使い方
  • Youtubeの活用

など、見える差別化を一生懸命やると思います。

このような差別化はわかりやすく、いくらでも真似できますし、真似されやすいですね。

でも「差別化」は相対差ですので、すぐに差別化競争になり、やり続け、追い続けなければいけません。

そんな同じ差別化施策を取ったとしても、他とは違う結果を生み出すものがあります。

それは、「らしさ」です。

 

「あなたらしさ」「あなたの会社らしさ」とは?

自動車メーカーのトヨタ、日産、ホンダの車は、同じカテゴリの車で、基本機能は変わらないにも関わらず、何かそれぞれトヨタらしさ、日産らしさ、ホンダらしさ、があると思います。

あなたがトヨタが好きだとしたら、その理由はたぶんどこかに、他とは違う「トヨタらしさ」を感じているからではないでしょうか。

 

「差別化」は真似できるが、「らしさ」は真似できない

「提供サービス」は「らしさ」から現れる

同様に、あなたの商品・サービスは、他社と同じようなものだとしても、どこかに「あなたらしさ」「あなたの会社らしさ」があると思います。

それって何なのでしょうか?

言語化できますか?
僕の私の会社の「らしさ」とは●●です

この「らしさ」が言語化、明確化できれば、あなたがこれから取る「差別化」は、ただのモノマネという表面上なものではなく、あなたの「らしさ」をより表現し、強化するものにできると思います。

いままでなんとなくそうなっていたことが、「らしさ」を意図して設計することで、より明確に他とは違う商品・サービスや顧客対応などの違いを生み出します。

 

あなたのエグゼタイムもあなたのらしさ

特に、あなたが会社を設立した人ならば、あなたの最も得意で利益を生む仕事の中にあなたらしさの表現があると思います。

なぜならば、あなたの得意なこと、やりたくなってしまうことはあなた自身の価値を表す「あなたらしさの表現そのもの」だからです。
ですから、今、忙しく、なんでもかんでも自分でやってしまっている状況は、あなたらしさが埋もれてしまっている状況だと思います。

そのような状況で、外部で見つける差別化策を取ったとしても、何の違いも生み出されません。

違いを生み出す元は、あなたの「らしさ」です。

あなたらしくないものは、どんどん手放し、あなたらしさに集中し、磨きをかけ、それを商品・サービスとして提供してください。

そうすることで、「あなたらしい会社」は他社とは違った輝きを放つと思います。

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