2019/06/23

「頑張る経営」から「頑張らない経営」へシフトする方法

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頑張る経営

ひとりビジネスの僕は、今は「頑張らない経営」をしていますが、誰しもが起業してすぐに「頑張らない経営」になるかというとそうではないと思っています。

最初はなんでもかんでも自分でやって我武者羅に「頑張る経営」をする。

そして(これはあくまでもざっくり目安でしかありませんが)売上が1000万円を超えたぐらいから徐々に「頑張らない経営」にシフトしていく。

「頑張る経営」から「頑張らない経営」になるには、つまり文字通り「頑張ることをやめる」ということです。

でも「頑張ることをやめる」というのはなんの努力もせずに、楽して働いているという意味ではありません。

やるべきことを選び、そのことに注力する

というのが正しいでしょうか。

ただ「やらなければならないこと」を選択するわけではないですよ。

自分が最も得意で利益を生む仕事を選択するのです。

ところでさっきから「選択」という言葉を使っていますが実際は「除外」です。

やらないことを捨てるのですね。

やらないことを捨てる

一般に優先順位や選択と言うと、優先度が高いものを選ぶという発想だと思いますが、逆です。

「やらないことを捨てる」

が正しいアプローチです。

優先度が高いものや、自分ができるものをを選んでしまうと、自然と対象が多くなって、とっちらかってしまいますから、絶対にやってはいけません。

自分がやりたい目標に対して、やらなくてもいいことを除外する = 捨てる

が鉄則です。

これを繰り返していくと、自分がやりたい・やるべきことが残りそれに集中する環境ができていきます。

そして

自分がやりたいことをやっているので周りからいくら大変そうに見えても

実際は

「頑張っていない」

わけなのです。

やらない事を捨てることで今まで無駄に使っていた時間が、やりたい・やるべき事に使えるので、少ない時間で今まで以上の成果が得らるわけです。

正しい優先順位の付け方

モノコトの優先順位付けの正しい方法は、いかにやろうとしている事を効率的に処理するかではなく、いかに不必要な事に時間や体を使わないか、です。

でも、常日頃あまり

「やらないこと、不必要なことってなんだろう?」

って考えることは少ないかもしれないので、ちょっと思考遊びで考えてみませんか?
捨ててみる、やめてみる

やめてみる・捨てみる

見ているメールの新規作成画面でもいいですし、テキストファイルでもいいですし、お手元の近くにあるメモ帳や裏紙でもいいですし、もちろん、付箋でも構いません。

「捨てる」という事も技術ですので、いきなり核心的な「捨てる物」は出てこないので、まずはあなたが今持っているモノ、今しているコトで「捨てるモノ」と「やめるコト」を3つづつ書いてみてください。

・机の上や引き出しの中はどうですか?
・ペンとはメモとか不要なものありませんか?
・本棚は?読むことがない本はないですか?
・洋服は?何年も着ていない服はないですか?

・無駄な残業時間はないですか?
・ダラダラテレビを見ていることはないですか?
・ネットサーフィンは?

本や洋服がたくさんあることが悪いわけではありません。

テレビやネットサーフィンをすることが悪いコトではありません。

テレビやネットサーフィンでも自分のリフレッシュにとって大切なこともあります。

人それぞれ違います。

でも、それらを持つ・することが大切な意味を持たないのならば、あなたの大切な空間や時間を奪う、空間泥棒・時間泥棒たちですので、捨てる・やめるといいでしょう。

「頑張る経営」から「頑張らない経営」にシフト

さて、せっかくですので書き出した3つづつを実際に捨てて、やめてみてください。

そして捨てたことによってできた空間、やめたことによってできた空白の時間を自分の好きなもの・好きなことをに割り当ててみてください。

もちろん意図して空白のまま残しておいてもいいですが、意図していないと気づいたら無駄なモノ・無駄な時間に占拠されてしまいますので、好きなモノコトで先に埋めてしまう方がいいと思います。

そしてまた不要なモノコトを見つけて、捨てていきましょう。

 

今回の説明では、本当に簡単な初期の体験ワークですが、これを繰り返していくことで、経営においても「頑張る経営」から「頑張らない経営」にシフトしていくきっかけとなります。
ぜひ何度か繰り返してみて実感をしていただければと思います。

ちなみに、既存ビジネスで「頑張らない経営」にシフトした僕は今は何をしているのかというと、自分の「エグゼタイム(経営者の最も得意で利益を生む仕事をする時間)」をフルに使いならが、新たな事業立ち上げに対して「頑張る経営」をしています。

今後、その新たな事業についても、いずれ「頑張らない経営」にシフトし、その次にまた次の新たな事業で「頑張る経営」をしていくという形で、会社全体を強くしていく計画で進めています。

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