2019/06/30

無意識のタイムマネジメント

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意識的に先送りする

タイムマネジメントとは、時間管理ではなく「行動の管理」ですが、それは行動の選択つまり、何をするのか、もしくは、しないのかを決定することです。

そして僕たちは意識的でなくても、常に「無意識的にマネジメント」しています。

分かっていなくても自分の価値観によってそれを選ぶか選ばないかを無意識的に決定しているのですね。

今日の服は何を着ようか、お昼には何食べようか、という些細な日常のこともそうですし、仕事をどういう順番・手順でやろうか、誰に何を依頼しようかなどのビジネスもそうです。

常に「無意識的に決定」しています。

そして実は「決定しないこと」も無意識的に決定しています。

やっかいなのは、この無意識のタイムマネジメント、無意識の行動マネジメントです。

無意識に先送りを決定

あなたは

決めた目標がなかなか達成できないんだよ。
でもそれをどうすればいいかわからない。

という悩みはないでしょうか?

それが「無意識に先送りを決定」しているのですね。

無意識だから潜在意識にやりづらい・やりたくないということはどんどん先送りしていきます。

気づくと、「あ〜いつまでたってもできないんだよなぁ」となります。

なんでできないんだろう、、、と悩みますが、でも、それも外部要因ではなく、あなた自身が無意識に決定しているんです。

状況を変える

そんな状況から変えたい?

では、どうすればいいのか?

それは、「意識的に選択」、もしくは「意識的に先送り」するようにすればいいんですね。

「選ぶ」だけでなく「先送りするのも意識的に」選択するのです。

そう、無意識的に先送りではなく、意識的に先送りするのです。

選択も先送りもすべて、あなたが意識的にコントロールすればいいんですね。

では、意識的に選択・意識的に先送りするにはどうすればいいでしょうか?

判断軸を決める

モノゴトを判断する場合には、常に、判断軸が必要です。

そしてその判断軸は、コロコロ変わるものであっては都合が悪くなります。

ですので判断軸としては

長期的な判断軸は、価値観や人生の目標として一生涯続く軸になりますし
中期的な判断軸だとしたら、ビジョンやコンセプトとなります。

また短期的な判断軸は、3カ年、5カ年目標や今期の目標などになります。

そして、どの軸での判断に置いても、選択としての優先度が高いのは

「何をやらないか?」

が大事になります。

必ず「何をやらないか?」の質問をしてみてください。

つまり質問は

・長期的な判断軸に対して、何をやらないか?
・中期的な判断軸に対して、何をやらないか?
・短期的な判断軸に対して、何をやらないか?

のような、「何をやらないか?」を常に自分に問うのです。

やらない強度

やらない強度

「何をやらないか?」も強度がありますので、順番に

・絶対に何をやらないか?
・何をやるべきでないか?
・何をやらないほうがいいか?
・やってもいいことはなにか?
・優先度が低いことはなにか?

という、「やらない強度」が高いものから除外をしていきます。

そして、最後に残ったことが

やるべき選択の対象です。

そして、優先度が低いこと、やってもいいことのレベルのものは先送りする対象となります。
(「やらないほうがいいこと」以上の強度が高いものは「やらない」と選択する)

このように、「優先度が高いものは何か?」の質問はせずに、「やらない強度」での質問をしてみてください。
優先度が高いものは何か?という質問は曖昧さを生みますのでオススメしません。

これが、優れたタイムマネジメント(意図したやらないことの決定と、精度の高いやるべきことの決定)を行う肝です。

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