2025/07/15

理想を語る前に皿を洗え

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勝亦です。
こんにちは。

少し前に、心に残る言葉を目にしました。

「みんな地球を救いたがる。
_でも、誰もおふくろの皿洗いを
_手伝おうとはしない。」

作家パトリック・オローク氏の言葉ですが、
これは、僕たち経営者の行動にも
当てはまるように思います。

理想やビジョンを語ることは素晴らしいことです。

ですが、それがあまりに大きくなりすぎると、
かえって何をすればいいかが
曖昧になってしまうこともあるのです。

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「大きすぎる理想」が、焦点をぼやかす

たとえば、

「誰かの役に立ちたい」
「世の中を良くしたい」

という言葉をよく耳にします。

けれど、その“誰か”が具体的でなければ、
何を届けたら良いのかも見えてきません。

“地球を救いたい”という想いも、
言い換えれば「誰でもいい」になってしまい、
結果として、
「誰の心にも届かない」メッセージになってしまいます。

一方で、
「目の前のこの人を助けたい」
「特定のお客様に、確実に価値を届けたい」

そう考えた時、
やるべきことが自然と明確になります。

世界を救う前に、まず“誰”を助けるのか

この問いを立てることが、
マーケティングでも戦略でも、
すべての起点になります。

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成果を生むのは、静かな積み重ね

とはいえ、その“誰か”のために動くには、
とても地味な作業が必要になります。

・相手の悩みを丁寧に聞き取る
・小さな改善を根気よく続ける
・必要な準備や下ごしらえを惜しまない

これらは決して華やかな仕事ではありませんが、
そのひとつひとつが確実に信頼を積み上げ、
長く選ばれる基盤となります。

多くの経営者が
「仕組み化」や「自動化」を目指しますが、
その前にこの「皿洗いのような作業」を
疎かにしてはいけないのです。

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3つの質問

ご自身のビジネスを見つめ直す際に、
以下の3つを意識してみてください。

1.誰のために、どんな価値を届けたいか?
2.その人のために、地味でも必要な作業は何か?
3.まず1つ、今日から実行できることは?

理想を形にするために必要なのは、
高い志ではなく、
確実な一歩です。

ビジネスにおいても、人生においても、
「大きな理想」は尊いものです。

けれど、それを形にするには、
「目の前の人」に向けて
誠実に動くことが何より大切だと思います。

世界を変えるには、まず小さな範囲から。

ターゲットが定まるからこそ、
伝わる言葉も、行動も変わってくるのです。

もし今、「いろいろやっているのに成果が出ない」
そんな感覚を持っていらっしゃるなら、
“誰に届けたいか”を、
もう一度見つめ直してみてください。

ご自身のビジネスが、
本当に届けるべき相手に届くように。
そのサポートができれば嬉しく思います。

取り組んでみたい方は、
こちらをご覧ください。

エグゼタイムに集中する仕組みはこちら
https://exesupport.com/clp/switch-sch/

勝亦

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