2020/06/30

自信はつけるものではなく、ついてしまうもの

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自信はつけるものではなく、ついてしまうもの

僕はよくこういう質問をします。

あなたの今までの人生を振り返ってみて、できたことと、できなかったこと、どちらの方が多いでしょうか?

10人に聞くと、できたことの方が多かったという人は2、3人
できなかったことの方が多かったという人は7,8人
という割合になります。

でも、事実として、僕の目の前で話をしている人の100%が今までできたことが多かった人生を送っています。

今日はそんな話をなるべく具体的な解決策と合わせてお伝えしましょう。

それはただの焦点の違い

できたことが多かった」と答えた人と「できなかったことが多かった」と答えた人との違いは、たった1つです。

何に焦点を当てているか?です。

できたことが多かった人は、文字通り、できたことにより多く焦点を当てています。

できなかったことが多かった人は、できなかったことに、より多く焦点を当てています。

 

自信はつけるものではなく、ついてしまうもの

僕がフランクリン・プランナーを挫折した理由

時間管理手帳の「フランクリン・プランナー」をご存知でしょうか?

もう20年以上前になるのですが、僕はフランクリン・プランナーを8年間使い続けて、8年間挫折し続けていました。

こんな素晴らしい手帳を使っても成果がでない自分はなんて駄目な奴なんだろう、、、と。

そして他の有名な仕事術・手帳術を使っても同じように、自分は駄目な奴なんだ、、、という自己認識がどんどん強くなっていきました。

 

ただ、この理由を知らなかっただけ

振り返ってみて分かるのは、もちろんフランクリン・プランナーを始めとする仕事術・手帳術が悪かったわけでもない、ましてや自分が悪かったわけでもない、ただいくつかの理由を知らなかっただけだったんだということです。
理由を知っていれば、その手帳術・仕事術と自分の相性が合うのか合わないのか判断ができます。

僕はフランクリン・プランナーを始めとする「とある特徴を持つ方法」とは相性が悪かったのです。

では僕は、どの部分の相性が悪かったのか?
いくつかある理由のうちの1つを書きますね。

この部分についてもしかしたらあなたも、同じように思ったことがあるかもしれません。

 

自信はつけるものではなく、ついてしまうもの

強制的に「できなかったこと」に焦点を当てさせられる

フランクリンだけではなく、他の手帳術にも見られる事ですが、その日にやろうとして書いていたタスクが「できなかった場合」次の日の欄に「転記」をする、という作業があります。

そして次の日も「できなかった場合」に、さらに次の日の欄に「転記」します。

つまり毎日毎日「できなかった事に焦点を当てて転記をさせられる」のです。

できたことは、線で消したり、チェックしたりするだけ、でもできなかったことは、ずっと繰り返し自分に突きつけられるのです。

できない事が多いと思っている僕が、毎日毎日さらにできない事に焦点を当てて、それを強化させられます。

そして結局「あー、なんで自分はこんなにできないんだろう」となる。

できる自分」になりたい
自信のある自分」になりたい

そう思って頑張っているだけなのに

自分はなんてできないんだ。 行動できない。どうせ俺はダメな奴なんだろう

と根本の性質・性格・人間性にダメ出しをし続けるこの本末転倒感。

これは相性が悪い(笑)

 

自信はつけるものではなく、ついてしまうもの

この状態からどう脱却したのか?

その一番のエッセンスをお話すると、それは「できていることに気づくようにすること」です。

ここには重要なポイントがあります。

出来ていることやスモールサクセスを積み重ねていく「のではなく」

出来ていることやスモールサクセスが積み重ねられていることに「気づくこと」。

です。

この違いわかりますでしょうか?

とても大事なポイントです。

出来ていることに気づけていない人は、
出来ることを増やそうと思っていても
出来ていることに気づけていないので増えない。

という言葉遊びのような堂々巡りが待っています。

そうではなく、今すでにできていることがたくさんあることに気づく。

ということです。

例えば、あなたの昨日の1日を振り返ってみて、、、

  • 朝、起きることが出来た
  • ご飯を食べることが出来た
  • パソコンを開くことが出来た
  • メルマガを読むことが出来た

これと同じようなレベルで

  • 計画を立てることが出来た
  • 連絡をすることが出来た
  • 挨拶をすることが出来た

さらに日常の仕事の中でも、たくさんできたことが紛れ込んでいます。

これをバカにしてはいけません。

小さな出来たことに「気づけるアンテナの精度」が出来ていると思える自分を育てます。

断言できるのは自信をつけようと思っても、つけられません。
自信はいつの間にか、ついてしまうものなのです。

毎日できた事に焦点があたっていれば、少しは自信を持てる「気がする。

できそうな気がする
やれそうな気がする
なれそうな気がする

そんな気がして、すっとそういう気がしていれば「そうなれると思える自信」がついてしまうものなのです。

 

自信はつけるものではなく、ついてしまうもの

強制的に焦点を切り替える

あなたが仕事を終えて帰宅して、ふ〜疲れた〜などと言いながらお風呂に使って

あー、今日もあれが出来なかったな、やれなかったな

と思い出す生活をしているならば、強制的に

あー、今日はあれが出来たな、これが出来たな・・・こんな小さな出来たことを考えているなんて成功への焦点を当てられる自分になってきたな、ふふっ

とニヤけながら1日を終わらせてみてください。

できることを増やすのではなく、できていることに気づくこと。

それが、できることを増やせられる自分になるのです。

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