目次
- 1.マーケティング代行とは?主な依頼業務一覧
- 1-1.マーケティング代行について
- 1-2.主なマーケティング業務について
- 1-3.自社にとって必要な支援は何か
- 2.マーケティング代行の料金相場
- 2-1.広告運用代行の料金相場
- 2-2.SNS投稿の料金相場
- 2-3.HP運用管理の料金相場
- 2-4.コンサルティングの料金相場
- 3.マーケティング担当者を採用するよりお得?
- 3-1.マーケティング担当者採用のリスク
- 3-2.コスト
- 3-3.マーケティング代行
- 4.マーケティング代行 おすすめ業者
- 4-1.SAIRU
- 4-2.シンフォニーマーケティング
- 4-3.シナジーマーケティング
- 4-4.あとよろ
- 5.マーケティング代行サービスまとめ
マーケティング代行とは?主な依頼業務一覧
中小企業のマーケティング担当が対応しなければならない範囲は、HP制作、運用管理、リスティング広告、Facebook、Twitter、広報対応、メルマガ運営など、とても幅広いです。
全てに1人で完璧に対応しようとするのは、とても難しいでしょう。
これらの業務を、外部委託するのが「マーケティング代行」です。ここでは、マーケティング代行について取り上げます。
マーケティング代行について
「良い商品を取り扱っているはずなのに、なかなか売れない…」
「HPやSNSを作ってみたけれど、知識がなく活用できていない…」
そんな時、必要になるのがマーケティングです。
昨今、BtoB企業を対象にしたマーケティング業務の代行会社が注目されはじめています。
インサイドセールスやWeb広告の運用代行など、マーケティング業務の一部を委託できる会社もあれば、マーケティング戦略の立案から実行までを、幅広くコンサルティング支援してくれる会社まであります。
マーケティング代行に外部委託すれば、専門的な知識を元に効果の高いマーケティング施策を打てるだけでなく、面倒なマーケティングを手放しコア業務に集中することが可能になります。
主なマーケティング業務について
そもそもマーケティングには、どんな業務があるのでしょうか。
マーケティングとは「販売戦略」、つまり自社の商品が効率よく継続的に売れ続ける仕組みを作ることです。
「自社の商品があなたにとって価値のあるものだ」と顧客に伝えていくこと、とも言えます。
目的を達成するためにマーケティング担当者が行う業務は、多岐に渡っています。
まず、全体的なマーケティング戦略を企画立案します。
そして、HPやSNS、動画、広告、メルマガなど個々のツールをどのように運用していくのか企画し、実行に移していきます。
また、マーケティングツールや考え方は、日々新しいものが生まれています。
古いやり方を続けていくと、効果が薄れていくこともあるので、新しいものを取り入れて活かしていくために勉強していくことも必要です。
自社にとって必要な支援は何か
特に、中小企業ではマーケティング担当者が少数の場合もあり、1人が対応しなければならない範囲が大きく広がっています。
その際に、活用できるのがマーケティング代行です。
マーケティングを外部委託しようと思った時に考えなければならないことは、依頼する業務の範囲です。
先述の通り、マーケティング代行の会社には、部分的に業務を委託できるものから、マーケティング全体をコンサルティング的にマルっと委託できるものもあります。
コンサルティング会社を使うことで、マーケティング効果が上がる可能性はありますが、全体最適を依頼すると、もちろんその分料金も上がっていきます。
準備段階で、コンサルティングに割くことができる予算はいくらなのか、何を外部委託することが必要なのか考える必要があります。
マーケティング代行の料金相場
全体をコンサルティングとして依頼するか、部分的にマーケティング業務を委託するか、また具体的にどんな業務をどのくらい依頼するかで料金は異なってきます。
ここでは、広告の運用代行、SNS投稿、HPの運用管理、全体最適のためのコンサルティングと、具体的な例をあげて料金相場を紹介します。
広告運用代行の料金相場
1つ目が、リスティング広告運用代行の料金相場です。
リスティング広告運用代行にかかる費用には、初期費用・広告費・運用代行費の3つがあります。
初期費用は、広告を配信するための準備にかかる費用、広告費は広告そのものの費用、そして運用代行費は広告費の20%と設定されていることが多いです。
また、広告運用代行費用には「広告費〇万円未満の場合、手数料〇万円」と、最低手数料が設定されている場合が多いです。
SNS投稿の料金相場
2つ目は、SNS運用代行の料金相場です。
SNS運用代行費用は、依頼する作業内容によって変化します。
月額10万円以下では、原稿作成と投稿のみとなるケースが多いです。
月額20万円~30万円程度では、定期的な投稿に加えてコメントへの返信や運用レポート作成などが含まれるようです。
さらに、広告運用や詳細なレポーティングを求める場合には、月額50万円以上になることもあります。
どの業務範囲までを依頼するのか予算に応じて検討する必要があります。
HP運用管理の料金相場
3つ目は、HP運用管理の料金相場です。
運用管理費には、サーバーやドメインなどの維持費・HP更新のための保守管理費・解析などの運用費があります。
維持費は格安のものも多数あり、年間数千円から数万円となっています。
保守管理費の相場はサイトの規模によって変動しますが、WordPressなどのCMSが利用されている中規模HPでは、月額2〜5万円程度のことが多いようです。
さらに、解析やSEO対策などの運用まで依頼するには、月間10万円以上かかってくると考えておくとよいでしょう。
コンサルティングの料金相場
最後に、WEBマーケティングのコンサルティングを委託する際の料金相場です。
マーケティング戦略の立案や企画などスポットで契約するケースと、SEOや広告を継続的に改善し施策していく定額の契約のケースがあります。
料金は業務内容やボリューム、どの会社に依頼するかによって変動しますが、スポット契約で数十万円から100万円以上、定額契約では数万円から10万円程度のことが多いようです。
マーケティング担当者を採用するよりお得?
「マーケティング代行に業務を委託したいけれど、思ったより予算が必要だな…」と思った方もいるかもしれません。
しかし、実は専属でマーケティング担当者を採用するよりも、外部委託してしまった方が、結果的に費用を抑えられる場合もあるのです。
ここでは、なぜ専属マーケティング担当者を採用するよりも、マーケティング代行を活用した方がお得になるのか解説します。
マーケティング担当者採用のリスク
まず、マーケティング担当者を採用することにはリスクがあります。
人材難の今、人を一人採用する事自体とても大変です。
採用コストもかかりますし、採用のための業務が発生するので、中小企業ではそもそも採用に労力をさけないといった状況もあるでしょう。
マーケティング知識を持っている人を採用したとしても、自社への理解や商品知識など教育が必要にもなっていきます。
さらに、現在は労働力が流動的になっており、転職なども活発に行われているため、採用しても辞められてしまう可能性もあります。
コスト
次に、コストがあります。
一見、マーケティング代行へ依頼する場合の料金が、正社員の給与と比べて高そうに見えても、トータルでかかるコストを考えるとそうではない場合があります。
社員を1人採用するには、先述の通り採用や教育にコストがかかりますし、パソコンやデスクなど備品も必要となります。
さらに、ランニングコストとしては給与だけでなく社会保険料や残業代、交通費などの福利厚生費もかかります。
それらを鑑みると、最低でも給与の1.5倍のコストがかかると言われています。
マーケティング代行
これらの観点から、一見費用がかかるように見えるマーケティング代行も、マーケティング担当として社員を1人採用した場合にかかる給料以内の金額で依頼できるなら、得という考え方もできることがわかります。
加えて、マーケティング代行に外部委託すれば、専門知識をもったプロの視点から戦略立案や実行ができるため、マーケティング効果も高めることが可能になるでしょう。
実際にかかる費用以上の結果が出せることも期待できます。
マーケティング代行 おすすめ業者
ここでは、マーケティング代行のおすすめ業者を4社紹介します。
SAIRU
SAIRUはBtoB企業に特化して、営業・マーケティングのデジタル化を支援しているコンサルティング会社です。
戦略立案から社内の体制作り、ベンダー選定、日々のPDCA推進まで、あらゆる施策を一気通貫で提供しているところが特徴です。
様々な業種・業態のBtoB企業を支援して培ってきた知見を元に「サイル式メソッド」という独自のフレームワークやリストを持っており、再現性が高いという強みがあります。
また、コンサルタントとしてサポートするのは、業界歴10年以上のベテランばかりです。
ワンストップでマーケティングを委託したい方や、実力のあるマーケッターに依頼したい方にオススメです。
シンフォニーマーケティング
シンフォニーマーケティングは、BtoB企業向けのマーケティングソリューションを提供している会社です。
30年以上BtoB専業でマーケティングを支援してきた経験に基づく、デマンドセンター(営業機会の創出を行うための機能や組織)の構築・運用のノウハウを提供しています。
製造業をはじめ、さまざまな業界で500社以上を支援してきた実績や、マーケティングの基本設計から仕組みの構築、運用まで、フルアウトソーシングで提供できるという特徴があります。
5つの主要マーケティングオートメーションを取り扱う、国内屈指のマルチベンダーでもあります。
BtoBに特化したマーケティング代行を探している方や、豊富な経験や実績のある会社に委託したい方にオススメです。
シナジーマーケティング
シナジーマーケティングは、「あらゆる企業にCRMを」をモットーにあらゆる業種・業態、企業規模を問わず6000社以上を支援してきた会社です。
創業以来、20年以上の実績があります。
CRM活動を実現させるツールの提供だけでなく、戦略企画の立案、実行までを支援しています。
独自のマーケティングツールを多数開発しており、クラウドベースの国産CRMシステム「Synergy!」、BtoB向けのシンプルなマーケティングツール「Synergy!LEAD」、そのほか価値観マーケティングを行うツールや、広告運用・メール配信ツールなどがあります。
使いやすいマーケティングツールをお探しの方や、導入実績の多いマーケティング代行に委託したい方にオススメです。
あとよろ
あとよろは、マーケティング代行だけでなく、業務の外注化支援を提供している会社です。
業務の引き継ぎやタイムマネジメントの手間いらずで、業務を任せることができます。
あとよろ事務局が業務をマネジメントするため、オンライン秘書サービスやRPAと比べてマネジメントコストを最小限に抑えられることが特徴です。
業務範囲が多岐にわたっており、マーケティング領域では、新規集客のための広告運用やWebサイト作成・修正、SNS運用、リピート集客のためのメルマガ運用といったフロント業務だけでなく、バックヤード業務であるコンテンツ制作なども委託することができます。
自分の業務を棚卸しし委託して本質的な業務に集中したい方や、マーケティング代行のマネジメント自体も任せたい方にオススメです。
マーケティング代行サービスまとめ
今回はマーケティング代行業者のサービス内容や業者の選び方とおすすめ業者をご紹介しました。
業者によって対応サービスは異なりますので、自社のニーズに合うところを選定してください。
また、任せてよかったと満足するには、代行業者としっかりとコミュニケーションを取り、焦らず慎重に選ぶことが必要です。
以下の点をしっかりと確認しましょう。
- 代行業者の実績
- 対応サービス範囲
- 料金体系
- スタッフのクオリティ
- アフターフォローの充実度。
マーケティング代行サービスを行っている業者はたくさんあります。
価格やスピード感、対応品質を入念にチェックすることで後悔しない業者を見つけることができます。
また、マーケティング代行の外注管理自体も外注化したい場合は、マーケティング代行担当の選定、発注、交代、引き継ぎ、チーム体制構築など、時間も負担もかかる業務をすべてサポートする「あとよろ」などの外注管理サービスを利用すると良いでしょう。