こんにちは、エグゼサポートの安達です。
突然ですが、運動好きですか？
私は、大嫌いでした。
子供の頃は足も遅いし、体操も苦手、
スイミングに通っていたので泳ぐのはなんとかできるものの
体育の時間が憂鬱で仕方ありませんでした。
大人になってからも運動への苦手意識は続いていたのですが、
ある時私の人生を変える出来事が起こりました。
まさかの、フルマラソン挑戦です。
一念発起したとか、やる気を出したとか
そういうかっこいい話ではありません。
話が長くなるので詳細はここでは割愛しますが、
仕事で必要に迫られて、仕方なくマラソンを走ることになったのです。
ホノルルマラソン！
周りから、しっかり準備するように言われ、
トレーニングウェアとランニングシューズを購入し
トレーニングを始めたのですが、
運動も嫌いだし、そもそもが面倒くさがりなので
続くわけがありません。
2−3回家の周りを申し訳程度に走っただけで本番を迎えました。
私が挑戦したのはホノルルマラソンです。
ハワイまで行ってなんでマラソン走らなあかんねん・・・と
心の中で思いつつ、朝まだ暗いうちに集合してスタート。
最初の数キロはなんとなく走っていたのですが、
上り坂もあるし、そもそも走るトレーニングをしていないので
すぐに力尽き、そこから長ーい長い散歩が始まりました。
ホノルルマラソンは市民マラソンなので、
仮装して走っている人もいますし、
私のようなど素人の参加者も大勢います。
スタートから8時間はゴールも撤去せずに置いておいてくれるので、
とりあえず8時間以内にゴールすればいい・・・
そんな気持ちで、美しい海を横目に
ホノルルのハイウェイをただひたすら歩きました。
折り返し地点くらいまでは余裕で歩けたのですが、
25キロを超えたあたりから、異変が始まりました。
歩きながら、筋肉痛が始まったのです。
とにかく、太ももが痛い。
もったいない
沿道にある給水所で水をもらって
足を冷やしながら歩きますが、とにかく太ももが痛い。
そして30キロを超えたあたりで、足が上がらなくなってきました。
ギブアップしようかな・・・
そんな考えが私の頭をよぎったのですが、
次の瞬間に頭に浮かんだのは
「もったいない！！」の一言でした。
今ギブアップしたら、30キロ走った（歩いた）
私の苦労が台無しやん！
30キロ走った（歩いた）んだから、今ギブアップしたら損！
こんな状況でもったいないとか損とか考えている自分に苦笑しながらも、
動かない足を自分の手で持ち上げて前に進みながら
なんとか42.195キロを完走、いや完歩しました。
タイムも7時間41分、なんとか8時間以内でした。
これでマラソンに目覚めた・・・とかではないのですが、
「自分は走れるんだ」と思うことができるようになり、
運動への苦手意識は少なくなりました。
苦手だからこそ
今でも週に何回かはジムに行って走るようにしているのですが
運動に限らず、仕事でもなんでもしんどい時は
「マラソンよりマシ」と思えば、
大体のことは我慢できるようになりました。
また、仕事に対する考え方も変わりました。
苦手な仕事や、途中までやりかけてそのままになっている仕事に対して
「ここまでやったんだからここで投げ出したらもったいない」
と考えるようになり、他の人の力を借りながらでも
なんとか形にするまでは諦めないようになりました。
苦手だから、、、と切り捨てるのではなく、
苦手だからこそチャレンジしてみる、
チャレンジした上で、うまくいく方法を考える、
こうすることで新しい道が開けるのだ、ということを
ホノルルマラソンで学んだ気がします。
これからも、自分の道を切り開いていくだけでなく
クライアントさんの道を切り開くお手伝いをできるよう
努力していきたいと思います。
最後に・・・フルマラソンにチャレンジするときは
私のような無謀なマネは絶対にせず
きちんとトレーニングをしてからチャレンジしてくださいね。
