先日、サポートしている経営者から
以下のようなコメントをいただきました。
「抽象度の高い視点から
ビジネスモデル全体を構築したうえで、
各論に取り組んでいるので
目の前の作業と全体像の関係性は把握しているものの、
多岐にわたって広がる目の前の作業の効率的な
処理が出来ておりません。」
なるほど、
つまり
全体
→ 各論1
→ 各論2
→ ・・・
→ 各論n
最初の計画の段階で、このような落し込みはできますが実際に行動に移すとなると、どういう優先順位付けが効率的なのか?ということに悩む。
というお話ですね。
インパクトの大きい「各論」を見極める
仕事を効率的にこなせるようになるにはある程度の経験・慣れが必要になるとは思いますがそれでも時間だけでは解決できないこともあります。
この場合、オススメなのは各論すべてをそれぞれ細分化して網羅的に行動するのではなく
得たい結果を得るためにどの「各論」をまずは完成させるのが最もインパクトが大きいか?
という視点から考えてみるといいです。
必ずしも
各論1、各論2、・・・、各論n
が全て等しく大事、というわけではないと思います。
この中から
どれが一番インパクトが大きく、重要なのか?
を見極めることが大事です。
少数を選び、徹底的に細分化して取り組む
例えば、
『ああ、それだったら、「各論3」と「各論6」を
完成させれば「全体」のほぼ7割は完成するな』
ということがわかるならば、
その各論3と各論6をどうやれば完成させられるか?の手順を徹底的に細分化してから、優先的に取り組みます。
これにより、
得たい結果を得るための大きなインパクトを生む重要な To Do が日々の行動に明確な優先度を持って落とし込めますので、効果効率性が高くなります。
これは文章だと「ふ~ん、そうかなぁ」程度の理解だと思いますので、実際にやっていただきたいですね。
最速で得たい結果を得る手順
手順としては
- 得たい結果を決める
- 得たい結果を得るための手順をすべて洗い出す(例えば10個)
- その手順(各論)の中からインパクトの大きい手順(各論)を2つ選ぶ
- 選んだ2つの手順(各論)をすぐに着手できるレベルにまで徹底的に細分化する
- 細分化されたタスクを最速で実行する
- やりきったら残りの手順をさっさと行い完成させる(=得たい結果を得る)
このように、どの手順(各論)がインパクトが大きいのか?を見極め、どこにどういう順番でどのくらいのリソースを投入するのか?は経営においては経営者の仕事であり、効果効率的に得たい結果を得るためのポイントになります。
この方法は慣れてくるとかなり強力なのですが
- どれがインパクトが大きいのか?
- どのレベルまで細分化するのか?
- 細分化されたタスクをいかに早く実行するのか?
は、経験値が必要になるものですので、判断決断を繰り返してみることをオススメします。