勝亦です。
こんにちは。
先日、大先輩の経営者にお話いただいた
「猿の法則」
というものが、今の僕にとてもタイムリーだったので
今日はそのお話をご紹介します。
猿の法則というのはこんな話です。
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岩壁に、入り口を手がちょうど入るくらいの狭さにして、奥が広い空間を掘ります。
その中にリンゴが見えるように入れておきます。
すると、リンゴを見つけた猿がやってきて、穴に手を入れてリンゴを取ろうとします。
でも、穴の入り口は手がちょうど入るぐらいの大きさにしているので、リンゴを掴むと、手が抜けません。
どうにか頑張って取ろうとしても、抜けない状態です。
実はこの仕組みは猿を捕まえる罠でした。
そのまま諦めずに手を離さず取ろうとし続けた猿は、人間に捕獲されてしまいます。
でも、中には賢い猿もいて、人間の気配を感じると、リンゴから手を離して逃げていきます。
逃げた猿は、他の場所でもっと美味しいエサを見つけて、自由に暮らしていきました。
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ビジネスにおいても同じようなことはないでしょうか?
先日書いた「執着か、フォーカスか」でも言いましたが
一度手にしたものに執着して手放さない状況は
時には悪い結果を呼び込むことになったりします。
一度手にした成功
一度手にしたヒト
一度手にしたモノ
一度手にしたカネ
一度手にしたビジネス
時代は猛スピードで変わっていきます。
もし、それら一度手にしたものに執着することで
未来にフォーカスすべき夢・目標・ビジョンが
遠のいてしまう結果になるのだとしたら・・・
執着せず、手放すべきだと思います。
でも・・・
でも・・・
手放すのは怖い
手放すと目の前の損失が痛い
手放しても何も手に入らずただ手放しただけになるのでは?
色々な思いと恐怖心は出ますよね。
それでも、未来を描き、何を手放し、何を手にするのか?を
決めるのは経営者の想いと覚悟でしかありませんし、
それをするのが経営者の仕事です。
手放したら他のものが必ず入ってきます。
怖ければ保険をかけながら少しづつ手放せばいい。
新しい未来を手にするために
持っているものに過度に執着せず手放して、
エネルギーをどんどん循環させていきましょう。
勝亦