2023/12/07

猿の法則

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20231207

勝亦です。
こんにちは。

先日、大先輩の経営者にお話いただいた
「猿の法則」
というものが、今の僕にとてもタイムリーだったので
今日はそのお話をご紹介します。

猿の法則というのはこんな話です。

岩壁に、入り口を手がちょうど入るくらいの狭さにして、奥が広い空間を掘ります。

その中にリンゴが見えるように入れておきます。

すると、リンゴを見つけた猿がやってきて、穴に手を入れてリンゴを取ろうとします。

でも、穴の入り口は手がちょうど入るぐらいの大きさにしているので、リンゴを掴むと、手が抜けません。

どうにか頑張って取ろうとしても、抜けない状態です。

実はこの仕組みは猿を捕まえる罠でした。

そのまま諦めずに手を離さず取ろうとし続けた猿は、人間に捕獲されてしまいます。

でも、中には賢い猿もいて、人間の気配を感じると、リンゴから手を離して逃げていきます。

逃げた猿は、他の場所でもっと美味しいエサを見つけて、自由に暮らしていきました。

ビジネスにおいても同じようなことはないでしょうか?

先日書いた「執着か、フォーカスか」でも言いましたが
一度手にしたものに執着して手放さない状況は
時には悪い結果を呼び込むことになったりします。

一度手にした成功
一度手にしたヒト
一度手にしたモノ
一度手にしたカネ
一度手にしたビジネス

時代は猛スピードで変わっていきます。

もし、それら一度手にしたものに執着することで
未来にフォーカスすべき夢・目標・ビジョンが
遠のいてしまう結果になるのだとしたら・・・

執着せず、手放すべきだと思います。
でも・・・
でも・・・

手放すのは怖い
手放すと目の前の損失が痛い
手放しても何も手に入らずただ手放しただけになるのでは?

色々な思いと恐怖心は出ますよね。

それでも、未来を描き、何を手放し、何を手にするのか?を
決めるのは経営者の想いと覚悟でしかありませんし、
それをするのが経営者の仕事です。

手放したら他のものが必ず入ってきます。
怖ければ保険をかけながら少しづつ手放せばいい。

新しい未来を手にするために
持っているものに過度に執着せず手放して、
エネルギーをどんどん循環させていきましょう。

勝亦

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