緊急と重要のマトリクスってご存知でしょうか?
結構有名ですよね。
書籍、7つの習慣などで出てくるこんなイメージのものです。
とにかく僕はお金よりも「時間」に最大価値を見出していますので、20年以上、時間管理を追求して来まして、フランクリン・プランナーは否定的ですが(8年間使って見極めましたw)、この緊急と重要のマトリクスも使い方を間違えると時間浪費の危険性があります。
重要か?緊急か?の判断とは?
このマトリクスを使って考えると、普通に
このタスクは
- 緊急なのか?
- 重要なのか?
で振り分けます。
そして、緊急で重要なことをまずやったり、緊急でないけど重要なことを時間を作ってやったりと、タスクを処理していきますよね。
でも、これをこのまま使ってしまうと、大事な質問が抜けてしまいます。
そしてそれは必ずしなければならない質問なのです。
それは
「何のために?」
という質問です。
毎日変わる緊急性と重要性
もし、「何のために?」という質問をしなければ
今日考えた
- 緊急なこと
- 重要なこと
と
明日考えた
- 緊急なこと
- 重要なこと
は、変わる可能性があります。
常に、意思決定する際に
- 今日の緊急なこと
- 今日の重要なこと
という近視眼的、視野狭窄の意思決定になりがちです。
そうなると、毎日、毎週、緊急度が代わりますので、目の前の状況に反応しただけのタスク処理をする危険性があるのですね。
必ず質問の最初に「何のために」を入れる
ですので、あまり長期でなくて3ヶ月程度先のゴールでもいいので、今、何をゴールとして目指しているのか?を決めましょう。
その上で
- ◯◯という目標を達成するために緊急なこと/緊急でないことは?
- ◯◯という目標を達成するために重要なこと/重要でないことは?
を判断してみましょう。
そうすると、
目標を決めないで考えた「重要なこと」と
目標を決めた上で考えた「重要なこと」は
変わってくると思います。
ちなみに「緊急なこと」は目標に関連しない、本当に「今日の緊急なこと」が必ずありますが、それは排除せずにハイブリッドに考えます。
その結果、目標を考えた上での、意図した緊急対応ですから、目の前の仕事だけに忙殺され続けることから抜け出すことができます。
手順として
- ゴール・目標を決める(短期的なものでよい)
- 「◯◯という目標を達成するために」という質問を必ず入れる
- その上で、緊急度、重要度を判断する
これを繰り返していくことで、行動の精度が上がっていきますよ。