先日ひとりビジネスで、結構稼いでいる社長さんと話をしていて驚いたことがあります。
曰く
「たくさん仕事をしたい。1日15時間、月30日でもいい」
とのこと。
「すごっ、、、僕は無理だー、そんな長時間はもう無理だー」
と思って
「もしかして、いろんな業務を自分でやっているのですか?」
とさらに突っ込んで聞いてみると、なんと、社員はいないけど、外注化はしっかりとやっていて、「自分がやらなくてもよい仕事はやらないようにしている」とのこと。
なるほど、この方も同じく「自分が一番価値を生む仕事だけ」をやっている状態なわけです。
その「一番価値を生む仕事」が楽しくて楽しくて1日15時間、月30日でもやりたい、と。
そりゃー、他の人が真似できないレベルで飛び抜けた成果を作って稼げているわけだと納得しました。
あなたの働き方は?
今のあなたの働き方はどんな状態でしょうか?
この方のように、自分の価値ある仕事だけに集中したいと思いますか?
そして、その状態でどのぐらい働きます???
1日15時間、月30日・・・
それとも、仕事ばかりではなくプライベートに比重を置いた状態で稼いでいきたいと思うでしょうか。
仕事の量は別にして、僕も自分が一番価値を生む仕事だけに集中していたいし、そうしているし、それを提案しています。
「ひとり社長+強いチームビルディングをして仕組み化する」
それがエグゼタイム(経営者の最も得意で利益を生む仕事をする時間)に集中したワークスタイルですし、
その最も大切な時間にだけ集中できれば、その後の働き方(たくさん働く・働かない)はすべて選択肢になるわけですね。
これからの働き方、ワークスタイルだと思ってます。
そのワークスタイルの実現第一歩は?
もしあなたがそのようなワークスタイルを実現したいと思うなら、最初にやるべきことは「自分の価値を生む仕事はいったい何か?」を知ることですよね。
でも、なんでもかんでもこなしてしまう場合は、その価値を生む仕事がなんなのか?は、他の仕事が並列で大事に見えてしまってなかなか見つからないものです。
では、どのような視点が必要なのか?
仕組み経営Podcast vol.6 仕組み化レベル1の中でも話題に上がったのですが、能役者の世阿弥の言葉「離見の見」という視点です。
→ https://exe-time.jp/podcast-2/pc-vol6
これは、離れた位置で自分を見つめること。
つまり、客観的に見るということになります。
今、自分はどの役割の仕事をしているのか?
経営者の仕事なのか?
マネージャーの仕事なのか?
職人の仕事なのか?
そして、自分がやるべき仕事なのか?
自分がやらなくても良い仕事なのか?
それを第三者視点で見る、ということです。
こだわり、思い込みを外して見る
ただ、ここで難しいのは「自分の感情、こだわり、思い込み」を入れずに見る。
ということなんですね。
この「正確な現状把握」が一番大事なのですが、しかし難しいところかもしれません。
自分の一番価値を生む仕事に集中できる環境を作って仕組み化する上での大きな壁は実は、社長自身の心、「自分がどうしたいか?」ということです。
自分が一番価値を生み出す仕事が明確になってしまった時、未来を発展させるエンジンにもなるのは社長の心ですし、逆に皮肉にも足枷にもなるのも、社長自身の心なんですね。
この「現状把握」そして、「どういう働き方が自分にとって理想か?」がわかれば、あとはあなたの「決断」さえあれば、やることは自動的に決まり、理想に向かって確実に進んでいけます。
一番価値を生み出す仕事を見つけ、それに集中できる環境を作る
つまり自分の労務に連携させずに売上を上げていく仕組み体制づくりはそれほど難しくはありません。3ヶ月もあればできてしまいます。
まずは、一度時間を取って現状把握してみてください。
そしてどういう自分の心の壁が現れるのか?
感じてみてください。