2025/07/29

動かない仕組みの理由

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勝亦です。
こんにちは。

「せっかくマニュアル作ったのに、
_誰もちゃんと使ってくれないんです」

これは、よく聞く悩みです。

あなたも、
そんな経験があったりしませんか?

時間をかけて仕組みを整えて、
「これで効率化できるぞ!」と思ったのに、
現場ではほとんど使われない。

そんな状況が続くと、
「結局、やっぱり自分がやった方が早い」
と諦めてしまう方もいます。

でも、それは
マニュアルの問題ではないのです。

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「なぜやるか」が抜けた仕組みは動かない

仕組みが定着しない一番の理由。

それは「意義」が共有されていないこと。

・なぜこれをやる必要があるのか?
・この手順は何のためにあるのか?
・やることで誰に、どんな良いことがあるのか?

この“なぜ”がないマニュアルは、
ただのチェックリストでしかありません。

しかも、現場の人にとっては、
「手間が増える」ように感じるだけで、
使う理由が見つからないのです。

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伝えるべきは「操作方法」ではなく「意義」

たとえば、
新しい業務フローを導入する場合。

やり方を教えるだけではなく
「なぜこのやり方に変えるのか」
を先に伝えることが大切です。

・以前のやり方では〇〇が発生していた
・今回の方法でそれが改善される
・だから、この手順が大切なんだ

このように背景を伝えれば、
「なるほど、それならやってみよう」
という共感が生まれます。

逆に「やり方だけポンと渡す」やり方だと、
人は“仕事を増やされた”と感じてしまいます。

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仕組み化は、共感のデザイン

仕組み化とは、
単なる「整備」ではなく、
人が“自ら動きたくなる設計”です。

つまり、
感情が動くデザインでなければ、
うまく回りません。

・関わる人の背景を理解する
・どんな言葉なら伝わるかを考える
・誰の、どんな未来のためなのかを語る

こういった“見えない工夫”があるからこそ、
仕組みは「生きた道具」になるんです。

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まずは、あなたの“なぜ”から

もし今、
「仕組み化がうまくいかない」
「マニュアルが使われない」
と感じていたら、

仕組みそのものよりも、
“なぜそれを作ったのか”に
立ち返ってみてください。

その原点には、きっと
「助けたい誰か」がいるはずです。

その想いを言葉にして伝えることで、
あなたの仕組みは、
もう一度命を持ちはじめます。

仕組み化は、「想いの可視化」です。

あなたのビジネスに、
もっと熱を入れていってください。

勝亦

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