勝亦です。
こんにちは。
「せっかくマニュアル作ったのに、
_誰もちゃんと使ってくれないんです」
これは、よく聞く悩みです。
あなたも、
そんな経験があったりしませんか?
時間をかけて仕組みを整えて、
「これで効率化できるぞ!」と思ったのに、
現場ではほとんど使われない。
そんな状況が続くと、
「結局、やっぱり自分がやった方が早い」
と諦めてしまう方もいます。
でも、それは
マニュアルの問題ではないのです。
「なぜやるか」が抜けた仕組みは動かない
仕組みが定着しない一番の理由。
それは「意義」が共有されていないこと。
・なぜこれをやる必要があるのか?
・この手順は何のためにあるのか?
・やることで誰に、どんな良いことがあるのか?
この“なぜ”がないマニュアルは、
ただのチェックリストでしかありません。
しかも、現場の人にとっては、
「手間が増える」ように感じるだけで、
使う理由が見つからないのです。
伝えるべきは「操作方法」ではなく「意義」
たとえば、
新しい業務フローを導入する場合。
やり方を教えるだけではなく
「なぜこのやり方に変えるのか」
を先に伝えることが大切です。
・以前のやり方では〇〇が発生していた
・今回の方法でそれが改善される
・だから、この手順が大切なんだ
このように背景を伝えれば、
「なるほど、それならやってみよう」
という共感が生まれます。
逆に「やり方だけポンと渡す」やり方だと、
人は“仕事を増やされた”と感じてしまいます。
仕組み化は、共感のデザイン
仕組み化とは、
単なる「整備」ではなく、
人が“自ら動きたくなる設計”です。
つまり、
感情が動くデザインでなければ、
うまく回りません。
・関わる人の背景を理解する
・どんな言葉なら伝わるかを考える
・誰の、どんな未来のためなのかを語る
こういった“見えない工夫”があるからこそ、
仕組みは「生きた道具」になるんです。
まずは、あなたの“なぜ”から
もし今、
「仕組み化がうまくいかない」
「マニュアルが使われない」
と感じていたら、
仕組みそのものよりも、
“なぜそれを作ったのか”に
立ち返ってみてください。
その原点には、きっと
「助けたい誰か」がいるはずです。
その想いを言葉にして伝えることで、
あなたの仕組みは、
もう一度命を持ちはじめます。
仕組み化は、「想いの可視化」です。
あなたのビジネスに、
もっと熱を入れていってください。
勝亦