僕の周りには、行動力のある素晴らしい経営者がたくさんいます。
しかし、そんな素晴らしい経営者の方でも、目標達成に悩んでいる方が意外に多いです。
今日は、そんな行動力がある経営者が持つ「目標達成の悩み」を解決するための最後のパーツのお話。
決めた未来は実現するか?
「思考は現実化する」
「決めた未来は実現する」
というのは良く聞く話だと思います。
でも、そう言われても、その未来が自信を持って描けない、将来どうしたいかわからない、不安が消えないという方はとても多いと思います。
未来がわからない、自信を持って決められないから、自分から湧き出るアイデアにつられてやることがバラバラになったり、行動がとっちらかったり、少しの停滞で不安になったりするのだと思います。
行動力があるからこそ、分散してしまうことが悩みになります。
connecting the dots
スティーブ・ジョブズが、スタンフォード大学の学位授与式スピーチで
「過去に意味をもたなかった1つ1つの経験の”点”が、振り返ってみるとすべてがその時のためにつながっていたと気づく」
という connecting the dots という話をしましたが、確かに、ある時に振り返ってみると一見無駄に思えていた経験や、マイナスに思えていた出来事すらもすべてに意味があり、つながっていたと気づくこともあります。
ですから、今やっていることはすべてに意味があり、間違っていることはないと信じましょう、、、
と言うのはいいのですが、でも、過ぎてから気づくのではなく、自分や会社の将来を自信を持って描いて、自分や会社のスタッフ全員で「確信を持って今を積み重ねていきいきたい」
そう思わないでしょうか?
これから選択する道を、最初から自信を持って選べるのならば、いつか偶然的に気づく connecting the dots ではなく、早い段階で想定できるのでは?と思います。
そこに本当に行きたいのか?
では、「最初から自信を持って選べる」というのはどういうことでしょうか?
それはあなたが「そこに行きたいと確信と根拠を持って思っているか?」ということです。
自分・自社の未来は「決めたら実現する」のはわかるのですが、でも、「そこに行きたいと思える」のかは別なのです。
行きたいと本気で思ってない未来を決めても行けないのです。
そういう状況では、未来を決めても「決めた未来は実現しない」(だって、本当には決めてないから)という目標未達症候群に陥ることでしょう。
もしも、自分が本当に行きたい方向・場所が見つかれば、その時に行くと決めれば行ける。思考は現実化するし、未来は実現するのです。
つまり
「(確信を持った)思考は現実化する」
「(理由と根拠のある)決めた未来は実現する」
というのが正しい表現だと思います。
あなたが喜ぶ瞬間は?
未来を決める前に、あなたはどうありたいのか?を決めるのが先です。
あなたの価値観、ありたい姿を知ることが先なのです。
これが明確に言語化できれば、行動力のある経営者の目標達成の悩みは一瞬にして解決することでしょう。
なぜならば、「思考する未来」「決めた未来」は本当に手に入れたい未来だからです。
あなたは
何をしている時が、一番エネルギーが湧くでしょうか?
何をしている時が、感情が高ぶるでしょうか?
何をしている時が、自然体でいられるでしょうか?
何をしている時が、喜びに溢れるでしょうか?
何をしている時が、「快」を感じるでしょうか?
それがあなたの軸となり、実現したい未来の確信に変わってきます。
まずはその瞬間を探してみてください。
思考を現実化させる最後のパーツはあなた自身の中にあります。