人は調子が良い時は有頂天に調子に乗って調子が悪い時は必要以上に心を惑わしがちになる傾向があると思います。
もちろん人は感情の生き物ですのでそういう「感情を味わえる醍醐味」があると思いますが、味わうのではなく「振り回される」と話が変わります。
感情をコントロールするのかそれとも、手放すのか方法に正解はないと思いますが常日頃から自分の感情を選択できるようしておかないと、こんな非常事態の時にはより大きく振り回され惑わされてしまうでしょう
20マイル行進
ジム・コリンズ 著
ビジョナリー・カンパニー4 自分の意思で偉大になる
https://www.amazon.co.jp/dp/4822249239
の中に
「20マイル行進」
という話があります。
これは、目標を計画通り達成できるチームとそうでないチームの違いをアメリカ大陸横断に挑むチームを使った比喩で説明している話です。
要約すると
失敗するチームは
- 初日これからのことにとても興奮して1日40マイル歩く
- 翌日、前日の疲労に加え、38度の暑さで5マイルだけ歩く
- 次の日は、素晴らしい天候に恵まれたので一気に50マイル歩く
- しかし次の日、猛吹雪にあい1マイルすらも歩けないそういうことを繰り返した結果、大陸横断は予定よりも大幅に遅れてしまった。
一方、成功したチームは
- 初日は20マイル歩く
- 翌日、38度の暑さでも頑張って20マイル歩く
- 次の日は、素晴らしい天候でまだまだ行けそうだが20マイル歩く
- 次の日、猛吹雪にあいながらも20マイル歩くその結果、予定通り、計画通りにゴールに辿り着いた
外部環境に左右されず、内部環境を磨く
外部環境はどんどん変わっていきます。
- 時代
- 経済環境
- 経営状況
- 人間関係
時にはゆっくりと変化、時には激しく変革していくでしょう。
経営者である僕たちはそういう外部環境に振り回されるのではなく自分が決めた目標に向かって
今までコツコツやってきたのと同様に
今日もコツコツやる
これからもコツコツやる。
「意図して適応する」
「意図して手放す」
という選択肢と選択権が自分自身に持てるように自分の内面(内部環境)を磨いて経営していきましょう。