経営者にとって大事なことは「やらないことを決めること」です。
でも、経営者にとって難しいことも同じくやらないことを決めることです。
だったら、練習しかありません。
ですので僕は
毎日、やらないことを決めています。
やらないことの決め方
でも、優先順位を決めることでも、やらないことを決めることでも、決める基準、根拠がないと意味がありません。
基準や根拠がないと、今日の優先順位と明日の優先順位は違いますし、今日のやらないことと明日のやらないことも、変わったります。
では根拠はなにか?
目標達成のためにやらなくて良いことは何?
仮でも良いので、目標を決めます。
長期目標があるならば、行動の精度を上げるために、3ヶ月後くらいの細分化された中間目標に、しておきましょう。
それが設定できると、こういう質問を、自分の脳に投げかけることが出来ます。
Q.この目標達成のために、今日やらなくてもいいことは何か?
これによって除外されたものはやらなくていいことであり、残ったものがやること。
つまり、目標に向かって今日やるべき優先度が高いものです。
優先順位をつけようとすると、あれもこれもそれもどれも選んでしまいがちなのですが、逆に、目標達成のためにやらなくていいことを除外すると、本当にやるべきことだけが残ります。
自分への質問の質が高ければ、行動の質も高くなると思います。
目標の質は最初は低いと思います。
しかし
- 仮決めした目標に対して
- 自分に質問をして
- 判断決断を繰り返し
- 行動する
- その結果再度目標を仮決めする
というサイクルをグルグル回していくと、目標の質が高まり、質問の質が高まり判断決断の質が高まり、行動の質が高まります。
この時の行動は、やらないことがかなり除外されたあなたのエグゼタイム(経営者の最も得意で利益を生む仕事をする時間)に集中できた行動になっていると思います。
ただ単に根拠なくやらないことを決めるのではなく、「基準・根拠を決めてやらないことを決める」ということを繰り返し練習することで、どんどん行動の質が高まりますので、ぜひやってみてください。