あなたは
- やらないことを決める
- 捨てる
- 除外する
ということは大事だ、と聞いたことがあるでしょうしそう思っていると思います。
ですので、極力除外・断捨離してやらないことを決めようと思っているかもしれませんね。
でも、「事業領域において」やらないことの決め方が間違っていると意味のないこと、、、ばかりか会社を弱体化させることになりかねない危険の伴う結果になります。
「やらないことを決める」間違った方法
やることを決めるよりもやらないことを決めるほうが遥かに難しいと言われます。
そしてそれは、その通りです。
なぜ難しいのでしょうか?
それは「ただやめればいい」ってわけではないからです。
もしあなたが
やめる・絞るべき対象や情報量が少ない状態からやめる・絞るとどうなるでしょうか?
その結果
残ったもの=やると決めたことは
「それほど価値のないものが残る」
という可能性があるのです。
でも、自分の中ではせっかく他のものを捨てて除外した結果として残ったものなので
「価値があるもの」として認識しますからあなたの頭の中と現実とで大きな齟齬が生じます。
では、どうすればいいのでしょうか?
捨てる前の圧倒的情報と行動が大事
何かを捨てる前のあなたの手には十分な情報と経験があるでしょうか?
もし情報も経験も乏しいのだとしたらまずやるべきなのは
- 圧倒的な情報収集
と - 圧倒的な行動
です。
それによって、
- アウトプットの量と質を上げる
ことです。
それだけ十分な情報と経験を持った上で
それらの情報をすべて出しきってから、やらないことを決める
のです。
捨てる前に持っているもので質が変わる
小さな砂利しかない状態で捨てても、残るのは捨てる前とたいして変わらない小さな砂利です。
大小様々な岩、石、砂利を揃えた上で捨てて捨てて残ったのが小さな砂利ならば
それは
「価値のある、輝く小さな砂利」
なのです。
まずは1つのことを突き詰めて他社との違い、尖った強み(=それは利益になるもの)ができるまで圧倒的な情報収集と行動を積み重ねそこから、より他社を寄せ付けない強みに絞るために捨てるのです。
この順番を間違うと捨てるべきでないものを捨ててしまい会社を弱体化させてしまうことに成りかねません。
ただ、捨てればいいのではないのです。
情報収集している期間は、たくさんのものを抱えます。捨てる期間は、どんどん尖っていきます。
これは無意識にやるのではなく、しっかりと
「バランスを崩すことを意図して」
経営者の仕事として意識的にやりましょう。