勝亦です。
こんにちは。
何か問題が起きた場合に、
他人の責任にせず
自分の責任として捉えろという
「自己責任論」的な考え方がありますが
自己責任論的考え方に馴染んでいない人が
いきなりこの言葉を聞くと
受け取り方を間違えて
かえって悪い方向に傾いてしまう可能性があります。
今日は、自己責任論についての誤解について
お話します。
僕が好きな言葉に
社長の教祖と言われた
炎の経営コンサルタント
一倉定(いちくらさだむ)さんが残した
こんな言葉があります。
「電信柱が高いのも、郵便ポストが赤いのも社長の責任だ」
まったく自分に関連がない
電信柱が高い
郵便ポストが赤い
という事象に対してすらも
社長である自分の責任として捉えるならば
会社内や自分のビジネスで起きていることはすべて
社長である自分の責任として捉える
ということですね。
これが「自己責任論」としての考え方です。
マイナスではなくプラス
でも、自己責任論を言葉通り
「自分に責任がある」と
そのまま捉えると
「自分が悪いのだ」
「どうせ自分がいけないんでしょ?」
「自分の能力が低く劣っているからでしょ?」
という、自分を卑下する考え方に
なってしまう危険性があります。
僕はこういう捉え方は
「自己責任論」についての
大きな誤解だと考えています。
本来はまったく逆です。
自己責任論とは
・自分にコントロール権がある
・自分の責任ですべてを決められる
ということです。
つまり、自分に力がないのではなく
自分には高い力量があるということを信じる
だから、自分はすべてに責任を取れる
というプラスの発想です。
これが自己責任論の本質だと思います。
自分には責任が取れる力がある
自己責任論とは、
誰に問題があるのか?の責任追求論ではなく
自分の人生は、
自分の責任で
自分でコントロールして
変えていける
という責任力保持論です。
人のせいにしていたら
その人にコントロールされていることに
なりますから、そのような発想は捨てて
自分の力を信じて
コントロール権を自分に取り戻して
ビジネスをしていきましょう。
勝亦