今日のテーマは
「「幸せ」と「稼ぐ」は両立できるか?」
ということで、人間・ビジネスの成長プロセスの全体像を見ながらお話をしていきます。
今のあなたの状況が
現在目指しているもの=自分の使命・志
この一致度・腑に落ち度がどういう状況かによって
「幸せ」と「稼ぐ」が両立できるかどうか?
が決まるというお話です。
成長プロセス全体像
まずは成長プロセスの全体像です。
(文字ベースの簡易的なものです)
===========
A.仮目標設定
↓
B.一時的な成功→勘違いの自信
↓
C.停滞
↓
D.アイデンティティ・クライシス→セルフイメージダウン
↓
↓(ここまでがBefore)
↓
E.変容[何か]
↓
↓(ここからがAfter)
↓
F.自分の使命・志
↓
G.新しい人生ライン
↓
H.新たなステージへ
===========
まずさらっと上記を解説していきますが、
サラリーマンから起業した人ならば、特にわかりやすいプロセスになると思うので
(ここまでがBefore) までがサラリーマン時代
(ここからがAfter) 以降が起業時代
という前提で話を進めますね。
A.仮の目標設定というのは、サラリーマンですからどちらかというと与えられた目標になるわけです。
そこで一時的な成功を収めるわけですが、自分の人生においてそれは、自分本来の目標における成功ではありません。
その成功で自信を得るのは大事ですが、勘違いの自信で天狗になったり、俺ってすごいだろ?状態になったりするとその先に進まないままになります。
またそうでなくても仮の目標設定なので、長くは続かず
C.停滞
の期間が訪れます。
この状態が続くと、D.アイデンティティ・クライシスの状態になります。
アイデンティティ・クライシス
アイデンティティ・クライシスというのは
「自分は何のために生まれてきたのだろうか?」
「自分は何ができるのだろうか?」
「自分は何を持って起業ができるのだろうか?」
という「自己認識の危機」のことです。
起業したいなと思いながら、悶々と過ごしていて一歩を踏み出せない人は、このアイデンティティ・クライシスに陥っている人が多いのではないかと思いますが、ここで自己否定が起きるとセルフイメージダウンになり、ここから先になかなかいけなくなります。
そういう僕も、このA〜Dまでの【仮目標〜アイデンティティ・クライシス】をぐるぐると繰り返す時期が非常に長くおそらく20歳からの20数年をこのサイクルに費やしてきました。
起業したのが43歳ですので、まさに新卒で入社してからずっとこのサイクルの中でもがいていました。
経営者も同じ
サラリーマンの仮設で話しましたので理解しやすくなったと思いますので、経営者にも話を広げますが、このプロセスは経営者でも同じです。
自分のやりたいことは本当はなんだろうか?
これで自分の存在意義があるのだろうか?
などと悩みながら、とにかく目の前の仕事、求められてお金を稼げる仕事をしつづけている人はとても多いと思います。
起業当初は、熱い想いを持ってやっていたはずが、いつの間にか日常業務の忙殺されてこのままでいいのだろうか?
という状態はまさしく
A.仮目標設定
↓
B.一時的な成功→勘違いの自信
↓
C.停滞
↓
D.アイデンティティ・クライシス→セルフイメージダウン
このプロセスだと思います。
自分ベクトルのエネルギー
そして、このA〜Dの間のエネルギーは、「お客様のため」ではなく「自分のため」。
自分が認められたい
あいつには負けたくない
見返してやりたい
まだまだ俺はこんなもんじゃないはず
もっと稼いですごい人と思われたい
すごい自分が待っているはずだ
という自分へのベクトルの方が、強いエネルギーを発していると思います。
だからと言って、このA〜Dのプロセスは決して悪いわけではなく、その欲求エネルギーをエンジンにして自分のスキルや知識をつけて人間性を高めていく大事な時期でもあります。
ただ、ここでこの全体像を理解できずに一時的な成功という仮りそめの成功で「勘違いの自信」という実力過信・全能感を持ってしまうと、成長が止まる状態になってしまうわけです。
アイデンティティ・クライシスを抜け出すきっかけ
さて、ではこのアイデンティティ・クライシスのサイクルを抜け出し、
(ここからがAfter)
の世界に誘うものはなんなのか?
それが
E.変容[何か]
なんですね。
自分を変容させ次のステージに上げてくれる[何か]
です。
何かというのは人によって違います。
それがメンター、師匠と言われている人だったり、何かの講座だったり、何かの強烈な体験であったり、スピリチュアル的に「天からの啓示」という人もいるでしょう。
その[何か]によって、
↓(ここからがAfter)
↓
F.自分の使命・志
↓
G.新しい人生ライン
↓
H.新たなステージへ