ザ・ゴールの著者であるエリヤフ・ゴールドラットさんの書籍の中に
『企業はコストを削減することばかりに
目を奪われ て重要なことを忘れている。
プロジェクトの目的はコストを減らすことではなく、
お金を儲けることだ。
(略)
それなのに、君たちはボトルネックの
生産性を高め るための1ドル、2ドルの
コストがもったいないと言うのかね? 』
という言葉がありますが、僕はほんと、この言葉が好きですね。
決してお金をかければよいわけではないですし、もちろんそのためにはしっかりと「見極め」が必要ですが、
それ以前に、そもそも「外注はコスト」だと思って「コストをとにかく削減したい、削減したほうが良い」と考えている、そういう発想を持っている経営者ほど、あまり儲かっていないという実感を持っています。
外注費をもっと安くするために、色々と比較をして、安い方を選んで、価格交渉をして、、、
ということを繰り返している時間自体が自分のエグゼタイム(経営者の最も得意で利益を生む仕事をする時間)を奪う行為になっていることに気づかない。
失う時間と受けるストレスはどんだけの損失なんだ!って思います。
手段と目的の違いを見失ってるように見受けられます。
エグゼタイムを奪われるな
エグゼタイム(=経営者の最も得意で利益を生む仕事をする時間)は時間だけでなく、脳のリソースと心の注力という大事なリソースも含まれます。
「コスト発想」で捉えていると自らエグゼタイムが生み出す時間とお金を奪っていることになるわけです。
外注化は、コスト削減の方法ではなくて、自分のエグゼタイムで最大価値を生み出すための戦略的な行為だと理解して、ぜひ「投資発想」で取り組んでくださいね。
お金を生む外注化
職人型ビジネスから仕組み経営型ビジネスへの転換は、自分以外のリソースである「スタッフ、外注さん、モノ、お金、、、」などをどう仕組み化して、どう投資して成果を生むか?の「投資発想」になる必要があります。
そのためには、外注を積極活用するタイミングで「お金を生む外注化」と「時間を生む外注化」の違いを理解する。
そして「お金を生む外注化」を実践して投資発想をインストールしてみてはいかがでしょうか?
そうすると、外注に対するマインドブロックが外れて、どんどん外注を進めれば、どんどん儲かるという売上向上のスパイラルになっていくと思いますし、実際にそうなっている方が多くいらっしゃいます。