勝亦です。
こんにちは。
今回は「日常業務のストック化」という
テーマについてお話をしていきます。
ストックの、ここでの対義語はフローです。
フローというのはその場限りの仕事のことで、
ストックというのは積み重なって、
継続的に利益を生み出す仕事のことを意味します。
もはや最近のことでもありませんが、
ビジネスをフロー型からストック型に
していくことの重要性は
広く知られるようになっていると思います。
ビジネスモデルとしてのストック型、フロー型
フローとストックの違いを理解するためには
わかりやすいのがビジネスモデルについて
考える時だと思います。
1回仕事を請け負ってその仕事を終えて、
1回限りの収益を得るのが
フロー型のビジネスモデルです。
一方で、サブスクリプションのように
定期的に価値を提供して、
定期的に収益を生み出すのが
ストック型のビジネスモデルです。
ビジネスの観点から考えると、
安定的に収益を得ることができる
ストック型の収益モデルは重要ですね。
日常業務のストック化
でも、今回考えたいのは
ビジネスモデルという大きな話ではなく
日常業務のストック化についてです。
例えば、日常業務の中で
誰かが何かミスした時に
その場でその人を注意するだけで終わるのは
フロー型の対応です。
注意された人は、その場では
気を付けるように反省するでしょうし
その後も注意するようになるかもしれませんが、
他の人も同様のミスを起こす可能性が残ることを考えると
ミスの再発防止としての効果は一時的なものになると
考えられます。
しかし、ミスがあった場合に、
それを人のせいするのではなく
仕組みやルールの問題にして
マニュアル化をすることで
ミスが再発しないようにするのは
ストック型の対応と考えられます。
つまり、日常業務の中で発生する
様々な事態に対して
可能な限り最善の対応方法を
蓄積していくことが重要で、
これが
日常業務のストック化
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につながります。
このような「ストック思考」を
普段から心がけるようにすると、
チーム全体の仕組み化にも繋がり、
それが会社成長の原動力にもなると思います。
また、経営者自身の業務を
ストック思考で仕組み化することで
自分に依存しない組織ができていきます。
日頃のこの発想はとても重要だと思いますので
意識してみてください。
勝亦