いろいろな会社のホームページを見ると、ビジョンが掲げられているところが多いのですが、何の心も動かないビジョンが結構目に付きます。
大企業は、抽象度の高いビジョンが多くてもまあいいのかもしれませんが、スモールビジネスや中小企業の多くも同じような抽象度が高いビジョンが目に付くんですね。
エグゼタイム仕組み経営の構築プロセスでは、会社の最終的なゴールとしてのビジョン設定は大事なのですが、「魅力的なビジョンと、魅力的でなく違和感のあるビジョンの違い」は明確に言語化しています。
それは、
ベクトルが自分に向いているか?
or
お客さんに向いているか?
の違いです。
見ていて、魅力がないビジョンは、例えば
「20◯◯年までに1兆円企業を目指します」
とか
「世界展開、、、」
とか
「従業員の物心両面の幸せを追求し、、、」
とか
「ナンバーワンではなく、オンリーワン、、、」
とか、自分のことだけ言っているビジョン。
それが実現できるできないとかではなく、正直、それを読んでもお客さん側からすると、いつかどこかで見た one of them の宣言なので
「ふーん」
としか思わない。
「へーすごい!頑張ってね!」
と思うことはあっても、ぜひお付き合いしたい!という魅力を感じることはそれほどないと思います。
魅力的なビジョンとは?
一方、魅力的なビジョンはというと、お客さんの未来像がビジョンに組み込まれているものです。
この会社は、自分をどういう未来に連れて行ってくれるのか?
この会社と付き合うことで、自分はどんな素敵な状態になるのか?
それがわかるビジョンを見ると
「おおー、いいね。どれどれ?どういうサービスをしているの?」
とより詳しく知りたくなります。
利益はお客さんからしか生まれないし、会社はお客さんにどれほど役立つのか?で存在付加価値が変わると思います。
だとしたら、目指すゴールとなるビジョンも、お客さんのビフォア・アフターの「アフター」にフォーカスする必要があるのではないでしょうか?
お客さんのアフターを表すビジョンが具体的であればあるほど、それを見た人が心が動かないならば、それは自社のお客さんではないということ。
そして心が動き、魅力を感じてもらえるならば、それはお互いが長期的なパートナーになる可能性があるということです。
ぜひ、ご自身の会社のビジョンを再確認してみてください。
弊社のビジョン?
それは
「経営者が、エグゼタイムだけに集中して
働く時間に依存せず、売上を上げ続ける
セミ・オーナー型ビジネス世界の創造」
です。
あなたにとって魅力ある未来でしょうか?