ドイツの陸軍元帥 フォン・マンシュタインが人を判断する時の4つのタイプについて
勤勉ー怠惰
有能ー無能
のマトリクスで説明しています。
- 勤勉で無能なタイプ ・・・ 即座に除名を命じるべき
- 勤勉で有能なタイプ ・・・ 参謀にすべき
- 怠惰で無能なタイプ ・・・ 害にならないので放置していい
- 怠惰で有能なタイプ ・・・ 最高の位につけるべき
2.の勤勉で有能よりも、4.の怠惰で有能を最高の位につけるべきと言っていることに驚きませんか?
「怠惰」の意味とは?
怠惰・・・というとイメージがあまりよくないと思いますが、これは「なまけもの」という意味ではなく「仕事効率が良い」という意味でしょう。
つまり、
- 時間管理が上手
- 人を動かすのがうまい
- 仕事の優先順位付けが上手い
ので、自分がバタバタと動く必要がないということです。
だからあまり仕事をしていないかのように「怠惰」に見せるようにできるし、見える。
一生懸命脇目もふらずやれるだけのことは全てやる勤勉さもいいですが
- 何をやり、何をやるべきでないか?
- 成果(品質や売上など)を上げるために最も重要なポイントは何か?
- 自分が力を発揮できてレバレッジが効く仕事は何か?
これらを見極めて、余分なことをやらずに作業効率と効果を上げられるあなたになれば、怠惰でありながら、大きな成果を得られる有能な経営者/リーダーになれます。
意図しなければ「時間」は解決しない
仕事の目標が漠然としていたり、モチベーションもあがらない状態で有能さを目指しても、道は遠く険しいでしょう。
その前に、まずはここで言う「怠惰」を実現できる自分、つまり
- 時間管理が上手な自分
- 人を動かすのがうまい自分
- 仕事の優先順位付けが上手い自分
になることからスタートですね。
そのためには、まずは普段から仕事に追われて
「なんか頭がスッキリしない。ごちゃごちゃしている」
という状態から抜け出すことが最初でしょう。
そういう状態は、考える時間がないだけでなく慢性的な脳の疲れ・思考停止状態にさせられます。
そういう状態のまま放置しても「時間」では解決しません。
むしろ時間が経てば経つほど、スッキリしないごちゃごちゃは増えていきます。
「有能な怠惰」になるための方法
今すぐ脳の負担を取り除き、あなた本来のスーパーコンピュータ並みの処理能力がある脳を
- 時間管理が上手な自分
- 人を動かすのがうまい自分
- 仕事の優先順位付けが上手い自分
になるために、【あとよろの業務分類メソッド】でスッキリ整理してください。
この方法で整理すれば、
- 何に自分が注力すべきか?
- 何を人に任すべきか?
- どんな優先度でやるべきか?
が明確になって、ほっとして肩の荷が降りたような感じを受けるかもしれません。
もうこういうことで悩むのはやめましょう。そして自分が使うべき時間を有効に使いましょう。
そうやって意図して、「有能な怠惰」になってみるといいと思いますよ。