「迷子の3原則」
をご存知でしょうか?
この話をどこの会社の社員さんに聞いても
「私は迷子かもしれない、、、」
と良く仰る3原則ですw
これは社員個人だけでなく、会社全体にとっても当てはまるものかもしれません。
迷子の3原則
- 現在地がわからない
- 目的地がわからない
- 目的地までの地図を持っていない、羅針盤がない
これが「迷子の3原則」です。
つまり
「現状把握」と
「目標設定」と
「目標達成までのプロセス」がわからないということですね。
会社で仕事をしていて、この3つがスッキリして仕事ができている人ってどのくらいいるのでしょうか?
あなたはどうですか?
あなたの会社の社員さんはどうでしょうか?
何のために今日のこの仕事をしているのか?
そして今、そのプロセスのどこにいるのか?
1人1人聞いてみると違う答えが返ってくるかもしれませんね。
会社全体ではなくても、たった1つのプロジェクトでもいいので、ぜひ一度聞いてみてください。
共通認識を持つパワー
たった1つのチーム、プロジェクトで共通認識が持てないものに組織全体が同じ認識を持てるわけはないですよね。
- 同じ価値観を持って
- 同じビジョン・目標を見て
- 同じ時間感覚を持って
- 同じ優先順位で
- 同じ共通言語を理解し
- 同じプロセスで仕事をする
そういうことができたら、今と比べてどれほど生産性があがるか?
どれほど人間関係のストレスが減るか?
どれほどしなくてもいい無駄な作業が減るか?
想像に難くないと思います。
3人のレンガ職人の話
イソップ童話の「3人のレンガ職人の話」は比較的有名なのでご存じの方もいると思います。
通りすがりの人が、レンガを積んでいる職人に
「ここでいったい何をしているのですか?」
と聞くと
1人目の職人
「見ればわかるだろ?
レンガを積んでいるのさ。
もうやんなっちゃうよ」
2人目の職人
「大きな壁を作ってるんだよ。
まあまあ金になる仕事だよ。」
3人目の職人
「歴史に残る大聖堂を作っているんだよ。
こんな仕事に就けて本当に光栄だよ」
と答える話。
やっている仕事は同じでもモチベーションと生産性は大きく変わってきそうですね。
迷子の3原則を逆にする
この状態を逆転させて
- 現在地がわかる
- 目的地がわかる
- 目的地までのプロセスがわかる
仕事に関わるすべてのメンバーがこういう認識でいられたら、生み出すエネルギーはとても大きく偉大な仕事を成し遂げられるのではないでしょうか。
そのためには、まずはあなたの会社の価値観・ビジョンを明確にして、この仕事は何のための仕事なのか?を言語化できるようにするといいでしょう。
そうすると、同じ想いを持って一緒に進んでくれる3人目の職人のような仲間の集まりになりますよ。