新型コロナウイルスの影響で、コロナビールの1月〜2月の売上が310億円の減少というとんでもない風評被害があるようですね。
ただ、実際にコロナウイルス問題によって飲食、マッサージなどの店舗系、セミナー業など
「人との接触が必要な業界」では経営的に大きなダメージを受けています。
早く収束することを期待したいですが、一方でこれを機に、テレワークやオンラインセミナーなど、
働き方やビジネスの仕方が確実に大きく変わっていきます。
今までの成功モデルに執着することなく時代の動きを見据えて柔軟に変化していきましょう。
柔らかい経営体質への変革
企業にとってバルブ崩壊やリーマンショック3.11、そして新型コロナと次々と経営危機は訪れます。
こればかりはコントロールできませんので絶対に避けて通れません。
しかし、そんな状況でも柔軟に対応できる経営体質にして準備しておく、というのはコントロールできることです。
たとえ売上が半減したとしても潰れない会社。
そのために、真っ先に注目しておくべきものは「固定費」でしょう。
絶対的に必要な固定費と極力変動費化すべき固定費。
この見極めがとても大事です。
ちなみに、固定費とは売上がなくても必ず発生する費用のこと
変動費は、売上の増減で変動する(変動可能な)費用のことです。
必要な固定費と必要でない固定費
業界によって要不要は異なりますが、
まず固定費というと何があるでしょうか?
- 社員の人件費
- 賃貸料
- 保険料
- 通信費
- 水道光熱費
- 減価償却費
etc ・・・
色々とあります。
このような固定費の中で減らせるものや変動費化できるものは何か?
しっかりと把握しておく必要があります。
そして、中小企業にとって圧倒的に比率の高い固定費は「社員の人件費」だと思います。
社員の人件費は不要ではない
ただ固定費を変動費化すると言ってそのままストレートに
「社員を契約社員に」
という話ではありません。
社員の人件費は不要な固定費ではなく
会社の強みを発揮するために必要な固定費
です。
ですので、むやみやたらに社員から契約社員や外注に切り替えるということをすると逆に経営が傾く場合があります。
上記で「会社の強みを発揮するために」必要な固定費という表現をしました。
ということは逆に
同じ人件費の中に「会社の強みを発揮しない」固定費
があるということです。
社員の仕事の中で、会社の強みに直結しない仕事を変動費化する
つまり、
1人の社員がやる仕事の中に
・会社の強みに直結する仕事
と
・会社の強みに直結しない仕事
があるということです。
ここを分解整理し、
「会社の強みに直結しない仕事」
を手放し外注化することで
結果的に、生産性が上がり売上が上がる、投資的外注化ができます。
この発想こそが、単純発想ではなく戦略発想を元にした
固定費経営から変動費経営への変革
になります。
あなたの会社の「不要な固定費」はなんでしょうか?
「あとよろ」で見つけてみてください。
→ https://atoyoro.jp/