こんにちは。エグゼサポートの安達です。
やっと暑い夏が終わり、秋の気配が近づいてきましたね。
涼しくなってきて過ごしやすくなったのはいいのですが、
子供たちはあることを心配しています。
それは、飼っている虫が冬を越せるか、という問題です。
実は、うちの子供たちは虫が大の苦手でした。
それを見かねたうちの母が、
今年の夏休みにカブトムシを入手してきました。
子供たちは意外にも大喜びで、
カブトムシを飼うのに必要なものや環境などを自分で調べて
カブトムシを飼い始めたのです。
飼っていると愛着が湧いてくるようで、
あんなに虫嫌いだった子供達が、カブトムシの世話を
積極的にするようになりました。
信じられない進歩です。
こうして、カブトムシとの日々が続いていたある日、
下の子が「トノサマバッタを飼いたい」と言い出しました。
これ以上虫が増えるのはちょっと・・・と悩む母に対し、
子供は「自分が絶対世話をする」と言い張ります。
比較的おとなしいカブトムシに比べ、
バッタは飛ぶし跳ねるし、ハードルが高いように思えたのですが、
子供がどうしても飼いたいというので、
母は根負けしてしまいました。
それからは、バッタの生態を調べるために図書館で本を借り、
それに従って必要なものを集めて、
バッタとカブトムシとの生活が始まりました。
好き嫌いを超えて生まれた新しい選択肢
「ママは面倒見ないよ」と宣言していたものの、
やはり気になるので、毎朝生存確認をし、
水やり餌やりを忘れていたらリマインドをします。
自分たちでやりなさい、というスタンスではありますが、
飼うからにはきちんと飼いたいという私の気持ちも大いにありました。
あんなに虫嫌いだった子供たちもきちんと世話をすることを通して、
虫に対する気持ちが変わってきている気がします。
「次はクワガタが飼いたい」と
新たな虫を増やす発言も飛び出しています。
私自身が虫が苦手なこともあり、
家で虫を飼うなんて考えられないことでした。
しかし、実際に飼ってみると、気になって
こまめに面倒を見るようになっている自分に気づきました。
虫が嫌いとか、好きとか、自分の好き嫌いではなく、
そこに虫がいるのだから、きちんとしてあげようという思いから
虫が苦手な私でも、虫の世話をするという選択肢が生まれた訳です。
仕事も同じで、自分の好きな仕事、好きではない仕事、
得意な仕事、苦手な仕事、色々ある訳です。
苦手な仕事があるのは、人間ですから仕方のないことですが、
苦手だと思い込んでいるだけかもしれません。
逆に、得意な仕事だと思っていても、
もっと得意な人がいるかもしれません。
仕事に対しても自分の好き嫌いや感情を持つ前に
そこにある仕事に真剣に取り組むという姿勢があれば
好き嫌いだけでは見えてこなかった選択肢が
見えてくるのではないかと思います。
私たちも、クライアントさんのそのような選択肢を
広げる存在になれるよう、日々努力していきたいと思います。