2019/05/04

仕事のできる人とできない人の見分け方

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仕事ができる人できない人

マネジメントするスタッフや外注がいる場合に有効な、仕事のできる人とできない人の見分け方と仕事ができる人に変える方法を1つご紹介します。

タイムマネジメント、つまり行動マネジメントとして、自分の仕事のマネジメントがうまくできるかできないかがその判断材料になります。

では、その仕事のマネジメントがうまいか下手かはどうすればわかるのでしょうか?

とても簡単な方法です。

その仕事の手順を具体的に書いてみてもらえば一目瞭然です。

仕事ができない人がその手順を書こうとしても、非常に漠然とした抽象的な内容でしか書けません。

「具体的に何をするの?」がわからないんですね。
細分化した書き出し

「具体的に細かくどうやるか書き出してみて?」という質問

例えば、営業マンの育成のシーンで考えてみましょう。

ある程度仕事にも慣れてきた状態になった時に、初めて行くA社に対する訪問から提案までのステップについて「具体的に細かくどうやるか書き出してみて?」と指示します。

そうすると、営業本にあるような項目で書きだす人がいます。

・訪問する
・信頼関係を構築する
・課題をヒアリングする
・提案書を作る
・見積書を作る
・プレゼンする

一見問題なさそうに見えますが、「具体的に細かく書き出して」と言われてこう書きだす人は、典型的な仕事ができないさんです。

信頼関係を構築するってどうやって?
課題をヒアリングするってどうやって?
提案書って何にも調べずに作るの?

って、ツッコミが満載の状態ならば書き出しが甘すぎます。

一番最初の「訪問する」にしても

・ホームページで会社概要を調べる
・帝国データバンクで調査する
・ネットで会社情報を検索する
・会社情報をまとめる
・担当者に電話する
・担当者と訪問日程を調整する
・訪問日前日に確認の電話をする
・訪問する

というような具体的な行動を書き出せます。

もちろんまだまだ細かくできるでしょう。
20個程度は書き出せるはずです。

これは一例ですが、その人がやろうとしている事を、細かく具体的に書き出せるならば、ある程度の仕事ができるさんです。

細分化

「細分化」の発想

上記は、つまり「細分化」の発想ができるかできないか?という事です。

もし、同じ仕事をしている自分の部下に対してならば、自分は仕事内容がわかっているので、細分化のフォローができますよね。

この細分化のフォローをして具体的なアドバイスをしてあげるだけで部下は絶対に成長します。

では、お客さんが行動に悩んでいる状態でコンサルするシーンで、それほど相手の業界に詳しくない場合はどうでしょうか?

コンサルによっては自分が詳しい業界のお客さんを相手にすることが多いかもしれませんが、そうでなくても細分化のお手伝いをして仕事力をあげてあげることができます。

細分化を促す方法の1つとして、時間軸で前後関係を聞いてあげるといいでしょう。

「それっていきなりそれができるんですか?」
「その前にやることってないんですか?」
「その次になるとしたら何をするんですか?」

関係者を聞いてあげてもいいでしょう。

「それは自分1人でやるんですか?」
「誰かに依頼することってないですか?」

調べることがないか聞いてみてもいいでしょう

「それは特に何も調べずにできるんですか?」
「これを作るのに誰かに確認したりするんですか?」

例えばこんな質問をしてあげて、細分化を促すと、相手は自分がすべき行動が目の前に出てきて、かつ、イメージができるようになります。

あくまでも一例ですが、スタッフ・外注さんを含めて「育成シーン」で活用できる方法ですので、試してみてください。

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