弊社は
「経営者の最も得意で利益を生む仕事をする時間」
(=エグゼクティブの時間ですので【エグゼタイム】と呼んでいます)
を作り増やすための目的で、その手段の1つとして、在宅外注化支援サービスをご提供しています。
Q. なぜ経営者はエグゼタイムの仕事以外を外注化すべきなのか?
上記の問いに対しての答えは様々ありますが、僕は以下のようにお伝えしています。
理由その1:
自分ががんばった範囲内でしか収益があがらないような仕事は、発展性も安定性も乏しいから
ついつい自分ができてしまう事は、簡単なことでも難しいことでも「自分が上手にできてしまうから」やってしまうと思います。
でも自分がやった範囲内のことは、自分がやっただけの範囲内でしか成果も結果も出ませんので、自分がやらなかったらそこで終了です。
ただ職人として、今の仕事を、自分がやることにこだわりを持って拡張性、発展性をあえて考えないのでしたら、それはそれで良いし問題ないのですが、
もしも「経営者として」ビジネスを発展させていきたいと考えているのでしたら、自分に依存する部分を減らして、意図して手放さないといけません。
その手段が外注化(自分ではない誰かにやってもらうこと)になります。
僕は後者(職人よりも経営者)としてのビジネス構築をサポートしたいと考えていますので、外注化・仕組化を積極的に進めていくことをオススメしています。
あなたの価値ある資源を無駄にしていませんか?
理由その2:
「経営者の能力と時間」という、最も価値ある資源を無駄に使うことこそ損失と思うから
誰にとっての「損失」か?
それはあなたの商品・サービスを必要としている多くの人にとってです。
職人として、自分が対応すること全て、細部にわたってこだわりを持ち、完璧な品質で完璧な仕事をこなす。
ということが目的でしたら、徹底的に自分の能力と時間を目の前の仕事に注力させるといいと思います。
ただ、今のビジネスの目的が
「誰かの役に立ちたい」
「誰かの問題を解決したい」
「誰かを喜ばせない」
ということならば、すべてに完璧に自分が対応する発想は、大半が自己満足の世界になります。
自分が一番能力を発揮することで、人の役に立つ部分により集中して、もっと多くの人のためにその能力を、使ってあげるべきだと思います。
誰にでもできることは誰かにやらせておけばいい。
(むしろその人の方が自分より上手ということが実にたくさんあります)
自分しかできないところ(=エグゼタイム)に集中して、もっと多くの人に役に立ち・問題解決し・喜ばしてあげる。
そのための自分の能力と時間を、有効活用してもらいたいと思っています。
全体に目を配るのはもちろん必要です。
しかし、全体をすべて自分の労務で、カバーすることからは手を引いたほうがいいでしょう。
外注化の前に考えるべきステップとは?
普段慣れている仕事を外注化するというのは、実は結構思考エネルギーを使うので大変です。
ですので外注化を考える前にまずは、今やっている仕事のステップを細分化して
1)自分のスキルや能力が必要なところ
2)自分でなくてもできるところ
に分けてみて下さい。
その上で、
2)自分でなくてもできるところ
の中で外注化できるものはないかな?
という順番で考えると候補が出てきます。
細分化というのはとても重要なテクニックです。
細分化の発想がない場合、仕事を大きな塊で捉えていて、手放すことができません。
「細分化」で外注作業を洗い出す
例えば、「メルマガ配信」というタスクがあるとします。
細分化しないと「メルマガ配信は経営者の大事な仕事だ」となってしまうのですが、手順を細かくしてみると
- メルマガのネタを考える
- メルマガ素案を書く
- メルマガ本文を書く
- メルマガタイトルを書く
- 推敲する
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・メルマガシステムに本文をコピペする
・配信日時を設定して予約投稿する(この際に諸々の設定がある)
という(たとえばですが)流れを
ざっくり分けられると思います。
すると
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よりも上の仕事は、
メルマガを生み出すという思考系の仕事
下は、メルマガ配信という作業系の仕事
になります。
そうなると、下の作業系の仕事は外注化できますね。
「メッセージを生み出す部分」と「設定する部分」はブログとかもそうでしょうしSNS系も同じでしょう。
こんな発想で細分化して手作業レベル=外注化ポイントと考えてみるといいと思います。