2023/08/29

消費者発想を持つだけの経営者には売りたくない!

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20230827ー1

勝亦です。

8月はお盆休みなどもあり
オンとオフが明確に分かれました。

休みの日は、高知のよさこい祭りに
三泊四日で行ってきました。

高知は長女が大学でよさこいサークルに
入っていて、祭りに出るとのことだったので
せっかくだから、ということで
家族全員で観に行ってきました。

休み明けの翌週は
仕組み経営セミナー開催のため、
東京・宮城を三泊四日での出張でした。

2週に渡っての
わかりやすいオフとオンですね。

でも、実は、
家族とのオフの中にも
ビジネスでのオンの中にも
グラデーションのように
色々なアイデンティティがあって
僕たちはそれらを使い分けています。

オフでは
・息子としての自分
・夫としての自分
・父としての自分

オンでは
・株主(投資家)としての自分
・社長としての自分
・マネージャーとしての自分
・スタッフとしての自分

たくさんのアイデンティティを
使い分けていますが
全部自分なので、無意識に
行ったり来たりしていると思います。

20230827-2

アイデンティティを意識してみる

オン(ビジネス)の話に限定すると
僕はひとり社長ですが
株式会社の株主でもあるので

・株主(投資家)としての自分
・社長としての自分
・スタッフとしての自分

というアイデンティティを
持っています。

小さい会社ですので
マネージャーとしての
アイデンティティは
あまりありませんので無視します。

それぞれの役割が違うことは
気づかれると思いますが
実はそれぞれ、利益相反している
ということに気づく方は
少ないかもしれません。

株主の自分としては
「労働者にたくさん働いてもらって、会社の利益を最大化し、資産価値を高めて欲しい」

社長の自分としては
「スタッフにたくさん働いてもらって、業績を上げ、自分の給料を高めたい」

スタッフの自分としては
「そんなに働かずに、給料をたくさん欲しい」

こんな表現になるでしょうか。

表現は色々とあると思いますが
すべてに共通する思考は

「楽して得したい」

です。

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楽して得したい消費者発想

楽して得したいという思考は
リソースを少なく、リターンを多く得たいということなので
人間が生存するための根源発想ですから
誰しもが持っている思考です。

僕たちは常に何かを消費して
生きている消費者ですので
楽して得するは、消費者発想と
言い換えることができます。

ですので、ビジネスにおいては
そういう消費者発想を持った
消費者のために
楽して得できるようなものを
提供することがセオリーになります。

 

ですが、その思考を
サービスを提供する側の経営者が持っていたら
それは、「楽する相手が違う」わけですね。

 

自分にベクトルが向いている時と
お客様にベクトルを向けるときとでは
思考を分けないといけない
という話です。

 

サービスを提供する僕たちは楽せずに
消費者・お客様が楽して得できるように

考え抜いて
苦労して
行動して
経験して
失敗して

その量と質が
消費者にとっての
魅力的な知識や
サービスに昇華する

そして、消費者・お客様が
楽して得できるように
サービスを提供したり
サポートしてあげるのが
必要なことだと思っています。

 

ですが・・・

僕のお客様は経営者ですので

お客様なのですが
自分が楽したいと思っている方に
接すると、

「消費者発想を持つだけの経営者には売りたくない!」

という僕の天邪鬼な心が邪魔をすることがありますw

 

この
楽得を求める消費者の自分と
楽得せずに、楽得を提供する経営者の自分
というアイデンティティを
意識して切り替えて
ビジネスをしていくと良いと思います。

勝亦

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