2023/08/26

「誰かと一緒にやる」ということ

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20230825ー1

こんにちは。エグゼサポートの安達です。

やっとやっと・・・昨日夏休みが終わりました。
9月から新学期という学校も多いと思いますが、
私が住んでいる地域はありがたいことに
8月最終週に新学期が始まります。

夏休みが終わったのはいいのですが、
夏休みが終わる頃から宿題ラッシュが始まり
親子でバタバタしました・・・

上の子はもう宿題など見せてもくれませんが、
小学校中学年の下の子に至っては
本人がどんな宿題があるかも把握していないという
恐ろしい状況です。

ドリルなど毎日しないといけない宿題は
それなりにやっていたのですが、
恐るべき大物が残っていました。
自由研究と読書感想文。
ザ・夏休みの宿題、です。

自由研究は何にしたいか、とりあえず本人に聞いてみたところ
「わからない」との返答が・・・
とりあえず、この暑い中室内でできることを・・・
と考えに考えた挙句、
子供と一緒に水族館に行きました。

子供に魚の写真を撮らせ、
魚の名前や生態を一緒に調べ、
なんとか自由研究っぽくなりました。

そして、最大の難関「読書感想文」です。
まずは本選びということで、
子供と一緒に図書館に行き、
本を借りるところから始まります。

比較的簡単に読めて、
長さも適当で、
内容が面白そうな本を3冊ほど借りました。

「感想文を書かないといけないから読んでおきなさいよ」
「わかった〜」

返事はいいのですが、いざ感想文を書こうとなると
全く読んでないことが判明。
仕方がないので、私がとりあえず3冊読み、
その中で一番書きやすそうなものを選んで
読むように言いました。

が、全然進みません・・・・・・

読み聞かせ、という年齢でもないので
仕方なく私と交互に読む、という荒技で
なんとか読み終えました。

「じゃ、感想文を書いてごらん」
「どうやって書くの?」
「本を読んだ感想を書くんだよ」
「感想って何?面白かった、でいいの?」

面白かっただけでは原稿用紙は埋まりません。

仕方なく聞き取り調査をします。
「どんなお話だった?」
「どこが面白かった?」
「面白かった理由は?」
まるで、独占インタビューです。

そして、その聞き取った内容を元に
子供に文章を書かせたいのですが、
なかなか文章がまとまりません。

仕方なくインタビュー内容をもとに
私がなんとなく文章を作って口に出し、
子供がそれを書いていきます。

稗田阿礼が口述した文章を
太安万侶が書いていった
「古事記」もこんなふうにできたのかな・・・
と、奈良時代に思いを馳せつつ(全然違うと思います)、

なんとか読書感想文も終了!
夏休みの宿題コンプリート!
だけどこれでいいのか?という思いがよぎります。

周りのお母様方に聞いてみたところ
どこも似たようなもので
特に自由研究と読書感想文は親のヘルプなしには難しいと。

「これじゃ親の宿題やん」と
実家の母に愚痴ったところ
「親と一緒にやるから意味があるんだよ」
と言われ、ハッとしました。

20230825-2

誰かと一緒にやるということ

確かに・・・
自由研究がなければ、ただ単に水族館に行って
「楽しかったねー」で終わってたかも。

読書感想文がなければ一緒に同じ本を読み、
その感想を話し合うなんてなかったかも。

ひとりでできることであれば
別に夏休みにやる必要はないわけで、
長い夏休みの間に親と一緒に何かをして
それを形にするのが宿題だったのだな、
という気付きがありました。

この「誰かと一緒にやる」ということが、
仕事でも意外と功を奏することが多いような気がします。

例えばひとりで黙々とやって終わることでも、
誰かに相談しながら、
得意なところは人に任せながら進めて行くことで、
新しい発見もあるでしょうし、
そこでコミュニケーションも生まれるわけです。

そのコミュニケーションから、
また新しい発想が生まれたり信頼関係ができたりして、
新たな仕事につながっていく・・・

こんな関係性をクライアントさんと一緒に
作り上げていければいいなと思った夏休みでした。

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